AFFECTION２［俺のスカート、どこ行った？]

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そのとき。明智の後ろから父親がいきなり走ってきて、思いっきり殴った。

そして、もう一発。


その瞬間、意識を失って明智はリング上で倒れた。



「秀一…！！！！」



走って駆け寄り、秀一を抱きしめる。



父「…ふっ、またAちゃんか笑 君らはお互い、本当に自分一人じゃなにもできないね笑 秀一はAちゃん、Aちゃんは秀一。ふふふ」

「…なにがダメなんですか？」

父「は？」

「…だから人間は結婚するんです。男の人に足りないものを、女の人に足りないものを。お互い補うために結婚し、共に生きていくんです。」

父「えらっそうに…何を言ってる」



気絶してる明智をギュッと抱きしめながら、必死に訴えるが、何も響かない。

こんな人に、響くわけがない。


すると原田先生が後ろから「はい引き分け〜！」と言って私たちの中に入ってくる。


そして、次に自分と戦えと明智のお父さんに言い、明智の父と原田先生の戦いがこれから始まることとなった。


私は東条たちと一緒に明智を支えてリングの外の椅子に明智を横にさせる。


しばらくして目を覚まし、私の顔を見るとゆっくり起き上がろうとする明智。


そんな明智を支え、肩に手を回しながら一緒に座った。



明智「…なに、この状況」

「…原田先生が、明智のお父さんと戦うんだって」

明智「は？なにそれ」

「…なに考えてるかわかんないけど、見守っとこうよ」



すぐに二人の試合が始まり、あっという間に原田先生は明智のお父さんを倒して気絶させた。


そこにかかった時間はわずか数分で。


私たちは呆気に取られた。

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