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帰りにまた行きと同じ高架下を通ると、さっきの派手な人が一人でギターを弾き語りしていた。
「愛が僕に噛み付いて離さないと言うけれど寂しさの形は変わらないみたいだ」
次は自分から近づいてしまった。
さっきあんな態度取ったのに。
すると途中でギターを弾くのをやめて、まるでここに来ることを知っていたかのように、その人は私を見上げた。
そして、シートを広げて、どうぞ？と私をそこに座らせる。
「もっかい言うけど、寂しそうな顔だね」
「…うん。寂しい顔してるよ今」
「あら正解？」
「悔しいけど大正解」
ふひひひ と笑い、また私の顔を横で見てくる。
「…お名前、なんて言うんですか」
「春海。…君は？」
「A」
「…A」
「いきなり呼び捨てですか」
「だめ？」
「…いや、いいですけど。」
「そう言われると思った！」
独特な雰囲気を漂わせるこの春海という男は一体何なんだろうか。
「…春海は何でここにいるの？」
「呼び捨てだしタメ語になったね！！」
「…それはいいから、何でここにいるの？」
「…」
私の質問に答えず、ただ笑ってる春海は、やっぱり他の人にはない何かがあると思う。
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あんみつ(プロフ) - 今更ながら読ませていただきました。とても素敵な作品でした。ありがとうございます (2019年1月7日 5時) (
レス) id: 3d9f5a05b7 (このIDを非表示/違反報告)
ますたーβ - barumiさん» はー！！春海くん(泣)感情移入するとほんとつらいです…(良い意味で)これからも更新待ってます(・ω・) (2018年3月26日 1時) (レス) id: 6de455b33b (このIDを非表示/違反報告)
barumi(プロフ) - ますたーβさん» ありがとうございます！春海くんの小説がないなと思い書かせていただきました。また見に来てくださいね(^^) (2018年3月25日 11時) (レス) id: a3ada5e282 (このIDを非表示/違反報告)
ますたーβ - とても面白いしグッときます！春海くんの小説がないのでありがたいです。応援してます！！ (2018年3月24日 0時) (レス) id: 6de455b33b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：barumi
| 作成日時：2018年3月14日 21時
