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紫耀君の連絡先を交換しても、自動的には追加されなかったLINE。
芸能人だから、電話番号バレても追加されないようにしてあるのだろう。
電話番号だけだと不便だから後で確認しよう。
携帯を眺めていると、バナーに新着LINEのお知らせが表示された。
奈津子: 今日Aの家集合。
奈津子の事だからきっと何かあったのだろう。
”了解”と二文字を返す。
すぐに帰って来た返事。
奈津子:柊真君も友達誰か誘ってくるって!まぁ、詳しいことは後ほど!
柊真と奈津子って知り合いだったっけ。
それに柊真の友達って誰だろう。
まさか…とは思いつつ、それが紫耀君なら良いのにと思ってしまう。
あっという間に講義が終わる。LINEを聞こうと紫耀君の方に顔を向けると、かなり急いでる様子で帰る準備をしていた。
席を離れる時に、こちらを見て
” ば い ば い ”
と、大きく手を振って去っていった。
きっとレッスンとか撮影とかあるのだろう。
LINEはまたの機会に聞けばいいか。
学校から帰ってきて、すぐ部屋の片付けをする。
引っ越してそんなに経ってないから汚い訳ではないんだけど、ちょっとでもゴチャっとしてると絶対にネタにしてくる人が来るから完璧にしなくては。
ピンポーンとベルが鳴り、玄関先を覗くと奈津子とその後ろに柊真の姿が見えた。
奈「 お邪魔しまーす!」
柊「 お邪魔しま…す…女子っぽい部屋なんだな…。 」
いきなり余計な事をいう柊真の肩を叩く。
柊「 痛っ。 Aの好きなミルクレープ
買ってきたから許してえや。笑 」
あれ?私がミルクレープ好きなのなんで知ってるんだ?
奈「 私が教えたの。 」
私が不思議な顔をしていたのが伝わったのか、部屋に入るなり奈津子が柊真と同じ講義を取ってそこで友達になったと説明し始めてくれた。
「 どうりで柊真にしては気がきくと思った。」
柊「 あ? お前返せミルクレープ。」
「 やだ。ごめんなさい! 」
いつも通り言い合っていると、側から見ていた奈津子が笑う。
奈「 お似合いだね。笑 」
柊・貴「 ありえない!! 」
口を揃えていうあたりがもうほんとに夫婦漫才で、奈津子の言う通りお似合いなのかもしれない。
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りー(プロフ) - ととろさん» ありがとうございます(;_;)私も岸君には平野君から奪う勢いで頑張って貰いたいと思ってます!笑 亀更新ですがお付き合い下さい(^_^*) (2016年11月28日 2時) (レス) id: ddd52e45f4 (このIDを非表示/違反報告)
ととろ(プロフ) - 一番好きな作品です!平野くんとくっついてほしいのですが岸くんももっと頑張れ!とゆう気持ちでみています笑これからも更新頑張ってください! (2016年11月27日 20時) (レス) id: ceb33ecd27 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - はるひさん» ありがとうございます!きゅんきゅん出来ましたか?まだまだ平野君との絡みシーンが少ない気がしてますので、今後期待して待っていて下さい(*^^*) (2016年11月23日 0時) (レス) id: ddd52e45f4 (このIDを非表示/違反報告)
はるひ - このお話面白いしきゅんきゅんしました!次の更新も楽しみにしてます(*´ч ` *) (2016年11月21日 15時) (レス) id: c2bed1d8a8 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - わさおさん» 初コメントありがとうございます! 読者様の声が気になっていた所なのでとても嬉しいです。亀更新ですが今後ともお付き合い下さい(●´ω`●) (2016年11月14日 1時) (レス) id: ddd52e45f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りー | 作成日時:2016年10月24日 1時