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倉「あ、ありがとう〜。愛ちゃん?愛ちゃんのはどんな話やったん?」
おい!思い出して怖くなったらどうすんねん!
『あ、私の?私のはお笑い。名前は知らへん人らやったけど、めっちゃ面白いネタやった。又新しいのも聞きたいわ。』
は?お笑い?
だからニコニコしながら出てきて、当たり言うてたんか。
良かった。愛に怖いのがあたらんで。
倉「ええなぁ。俺なんか、どっかのお坊さんの話やで?最後の方はお経唱えてたし。」
『あははは!そうなん?まぁたまには笑。隆平と章ちゃんは?2人はどんな話やったん?』
倉「ああ。こいつらは、」
章「大倉!」
倉「あ、そっか。すまん。」
『ん?』
丸「あ、あ、俺らもお坊さん?そう。も、もう!大倉!」
章「そ、そうそう。俺のはキリスト教?何や最後の方は英語でよう分からんかった。」
『うわぁ。それもイヤやな。私、日本語もまだたまによう分からんのに。』
章「う、うん。愛ちゃん良かったな?お笑いやったら当たりやわ。」
『うん!あ、もう1回行く?次は違うかも。私、お坊さんでもいいし。』
章「あ、いや、やめとこ。せっかくやし乗り物。な?そろそろ何か乗り物行こ?」
倉「せ、せやな?せっかくの遊園地やし。」
『うん。じゃあ飲んだら行こうか?昨日乗ってないのはぁ〜。』
良かった。愛の前で怖い話があかんのは充分学習したからな。
大倉もヤスも上手いこと誤魔化してくれた。
しかしほんまに、愛に怖い話があたらんで良かった。
あんなん聞いてたら、パニックどころ違うわ。
又逃亡して迷子になって、えらいことになるとこや。
ほんまに良かった。
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作者名:和花 | 作成日時:2022年5月19日 0時