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キミを愛し、守り続ける９ ページ31
和也side
まだ母さんと暮らしてた頃
家のすぐ近くに住んでいたのがまーくん
その幼馴染が潤くんだった
よく一緒に遊んで、泣いて、怒って、笑って…
でもすごく楽しかった…
その頃はまだ、妖怪たちは落ち着いていた
・
だけど、あの日は違った…
あったでしょ？
数日間だけ、妖怪が凄く活発だった時期
「しばらく外に出たらダメよ？」
和「でも、今日はやくそく…」
「妖怪に襲われたらどうするの？危ないから諦めて？」
和「うぅ〜…」
今思えば、きちんと
連絡を入れるべきだったと思う
日が傾くにつれて、
どんどん活発になった妖怪たち
公園でいつものように
２人とは遊ぶ約束をしていた
まさか２人が公園に
行っているとは知らずに…
俺は一人、
家で暇を持て余してた
・
夕方になり、電話が鳴った
潤くんの家からの電話だった
和「…もしもし、和也です」
「あ、和くん？お母さんいるかな？」
和「今仕事でいないです」
「…そう、また掛け直すわね？」
そう言って切られた電話
この時、事情を聞いていれば…
潤くんの家族は…
まーくんの家族は…
・
妖怪の犠牲にならなくて済んだかもしれない
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作者名：雅宗 潤美 | 作成日時：2017年10月4日 19時
