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ろくわ ページ6






「し、失礼しました!!」


「おい」






怖い!なんだあの人は!
尻もちをついた状態で慌てて後ずさる。スカートが皺になろうがこの際お構い無しだ。






それでも、後ろから追いかけてくる警察らしき人から逃げなくてはいけない。


震える足に懸命に力を込めて、ヤクザさんがいる反対側の道を曲がる。







とにかく逃げて、逃げて、落ち着ける場所を確保したら冷静になろう。

ここはどこなのか、ここに来る前に私がしていた行動をもう一度整理して...。






「あ、理鶯。捕まえてください!!」



「む?」



しつこく追いかけているその男がさけぶ。リオウ?



その瞬間にぬっと目の前に大きな影が現れた。

ひっと叫び声をあげる前に、私の足は宙に浮いていた。






「っ?!」





腰に回っているたくましい腕が、がっしりとまとわりついて離れない。


人1人を容易く抱えた男は、なに食わぬ顔で私の顔をじっと見つめている。







「はっ、離して!!」




「暴れるな、落としてしまう」






分厚い胸板を押し戻そうとするがビクともしない。


それより、この男が纏っている制服は何なんだ。迷彩柄のそれは、軍服を思わせる。









「まったく、とんだジャジャ馬娘ですね」


「ひっ...?!」



「名前は?言っておきますが黙秘なんて通じませんよ、私は警察の人間です。貴方は深夜のゴミ捨て場で寝ていた女子校生。立場、分かりますよね?」







理鶯と呼ばれた男に抱き抱えられたまま、その男が靴音を響かせながらこちらへ歩み寄ってくるのを大人しく待つしかない。




正論、だ。

それでも私の人生がかかっているのだ。懸命に言葉を飲み込む。







「ふむ、黙秘続行ですか。...スカートの長さ、頭髪の色。その他もろもろを踏まえて、貴方は所謂真面目な生徒、なのでしょうね。さっきの動揺ぶりから、高校を知られたくない。違いますか?」





造形の良い顔がすぐそこにある。
通る声をしながら、じわじわと精神的に追い詰められるようで。まるで、取り調べ。







ななわ→←ごわ



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リドルの妹になりたかった願いから生まれた夜月です嘘です。 - ふぅぅ…………      …すき。 (2021年1月10日 1時) (レス) id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
まま松2(プロフ) - ルイさん» お待たせしてしまって申し訳ありません、続編の更新の準備が整いましたのでぜひ見てください! (2020年1月15日 20時) (レス) id: 6dc6009444 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - この作品大好きなので、続編を作って頂けるなんてとても嬉しいです(#^.^#)楽しみにしています^^ (2020年1月5日 9時) (レス) id: 7f74208646 (このIDを非表示/違反報告)
まま松2(プロフ) - あこさん» ありがとうございます!楽しみと言って頂けて良かったです!無理せずバンバン更新していきたいので、応援宜しくお願いします! (2019年12月31日 12時) (レス) id: 8fb33f3543 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 次の更新が楽しみすぎてヤバいです!!!((((*゜▽゜*))))無理せず更新頑張ってください(っ´ω`c) (2019年12月31日 2時) (レス) id: 8776df8bdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まま松2 | 作成日時:2019年8月19日 20時

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