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さんじゅう ページ30









「僕としては黙っててあげてもいいよー、ただ、おねーさんが今どんな状況なのか教えて欲しいなー?」




「どんな状況…?」





「どういう経緯で左馬刻の所のウサギちゃんからの依頼で一郎が君を探しているのか。なんでゴミ捨て場で寝ていたのか…かな?」







眩しい笑顔に対して、目が笑っていないように思えるのは気の所為だろうか。






ウサギちゃん、と言うのは入間さんの事だろう。あれだけ怖い雰囲気がある警察官をウサギちゃんと呼べるあたり、彼はただの可愛いだけの人じゃ無いかもしれない。





本能的な何かを感じつつも、頭な中で咄嗟に言い訳を考えた。








「ひ、ヒプノシスマイク…?の影響で、その、記憶が、無くなっていて…。自分の名前とか、生活出来る程度には……その、記憶はあるんですけど。め、目が覚めたら、ゴミ捨て場に居て、それを、入間さんに拾って頂いて…。」







夢野さんに出されたお茶をごくりと飲み込んだ。こんな大きな嘘を着くのは初めてで、とても緊張してしまう。



唇を舐めて言葉を続ける。








「けど、記憶を取り戻したくて…。逃げてしまって、そこで一郎さんに会って、それで、入間さんが私を探してるって聞いて、また逃げて…」









…辻褄の合った、いい嘘だったと思う。



嘘を着く時は、嘘の中に真実も混ぜるべし。なにかの小説で読んだことがあった。









そう息を吐きながら、ほっと上を見上げた瞬間。



私は思わず身を固めた。








私の目をジッと見ている彼らは、…まさに疑いの眼差しをしていたからだ。









「あはは、それって本当?」


「え…」









「それがしは嘘付きの目は大体分かる」



「相手の嘘を見抜くのは職業癖だからな。初めてで会う相手なら、尚更だ」









嘘を着く人。嘘を見抜く人。真実を隠している人。楽しそうに会話を交える3人には、私が想像するよりもっと深い闇があるのだろうか。









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リドルの妹になりたかった願いから生まれた夜月です嘘です。 - ふぅぅ…………      …すき。 (2021年1月10日 1時) (レス) id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
まま松2(プロフ) - ルイさん» お待たせしてしまって申し訳ありません、続編の更新の準備が整いましたのでぜひ見てください! (2020年1月15日 20時) (レス) id: 6dc6009444 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - この作品大好きなので、続編を作って頂けるなんてとても嬉しいです(#^.^#)楽しみにしています^^ (2020年1月5日 9時) (レス) id: 7f74208646 (このIDを非表示/違反報告)
まま松2(プロフ) - あこさん» ありがとうございます!楽しみと言って頂けて良かったです!無理せずバンバン更新していきたいので、応援宜しくお願いします! (2019年12月31日 12時) (レス) id: 8fb33f3543 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 次の更新が楽しみすぎてヤバいです!!!((((*゜▽゜*))))無理せず更新頑張ってください(っ´ω`c) (2019年12月31日 2時) (レス) id: 8776df8bdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まま松2 | 作成日時:2019年8月19日 20時

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