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じゅうよんわ ページ14







「ひ」




短く叫ぶ。自分の肌に、自分以外の体温が触れる。




堪らずに身を強ばらせるが、お構い無しに今度は手が背中をなぞる。服の下をだ。






こういう時、どうすればいいんだろう。

教科書に出てきてこない。テレビで、下手に抵抗するのはダメって言ってた気がする。





けど、抵抗しなかったら相手に同意と見なされるって言ってた気がする。



どくりどくりと心臓が嫌な音を立てた。





あの時は外だったから逃げ場があった。
だから私は私が出来ることをして逃げた。



けど、今は。どう見たって逃げれない。個室。









「………抵抗しないのか」



ぴたりと手が止まり、彼がそっと尋ねてきた。その声に優しさが滲んでいたのはきっと気のせい。




「………教科書が」



「は?」




「教科書がないと対処出来ない…」





私は、勉強したこと以外、分からない。






「俺に、こうされて、どう思ったんだよ」



彼は私から身を引いてソファに座り直した。

決まりの悪そうな顔をしながら胸ポケットからおもむろにタバコを取り出して…私を見てからしまった。




気を使っているのだろうか。

ちらり、と横目で私を見る。






「夜、1人で、あんな所に寝てたらどうなるか教えて差し上げようと思ったんです。ですが、当の本人が抵抗しないので…聞いてみました。


私にこうされて、どう思ったんです?」




すっかり敬語に戻った彼は改めて私に質問した。


無遠慮に近づいて、体を触られて、舐められて。








「死ねって…思いました。」


ぶ、と銃兎さんが吹き出す。







「じゃあ抵抗すりゃあいい。その方が助けが来る確率が高いですからね」




それに、と言いながら彼はもう一度距離を縮めた。




「さっきみたいに抵抗した方が、可愛げが…ぶっ?!」





「あ、顔近かったんで。タバコ臭いし。」







あなたの言う通り抵抗しました。







クソガキ…と彼が呟く。嫌なら抵抗すればいい。むちゃくちゃで筋の通ってない暴論だったがらすとんと私の心に落ちたのだから、案外間違いではないのだろう。














㊗読者様100人越え!

ありがとうございます。まだ序盤の序盤ですがオールメンバー出して行きたいと思いますので、お付き合いください!


リクエスト等あればご要望ください!時間だけはたっぷりあるものですから…。(受験終わった)







じゅうごわ→←じゅうさんわ



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リドルの妹になりたかった願いから生まれた夜月です嘘です。 - ふぅぅ…………      …すき。 (2021年1月10日 1時) (レス) id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
まま松2(プロフ) - ルイさん» お待たせしてしまって申し訳ありません、続編の更新の準備が整いましたのでぜひ見てください! (2020年1月15日 20時) (レス) id: 6dc6009444 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - この作品大好きなので、続編を作って頂けるなんてとても嬉しいです(#^.^#)楽しみにしています^^ (2020年1月5日 9時) (レス) id: 7f74208646 (このIDを非表示/違反報告)
まま松2(プロフ) - あこさん» ありがとうございます!楽しみと言って頂けて良かったです!無理せずバンバン更新していきたいので、応援宜しくお願いします! (2019年12月31日 12時) (レス) id: 8fb33f3543 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 次の更新が楽しみすぎてヤバいです!!!((((*゜▽゜*))))無理せず更新頑張ってください(っ´ω`c) (2019年12月31日 2時) (レス) id: 8776df8bdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まま松2 | 作成日時:2019年8月19日 20時

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