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脱サラ術師とJ K教祖 ページ13
ぴちょん、ぴちゃんと血液の滴る音がする。
「出てくるならさっさとしてください。異形、手遅れとはいえ人を殺めるのは気分が悪い。」
七海が声をかけるとコツンコツンと硬質な革靴の音がする。
『ごめんって。やぁだぁ〜そんな怒ることないじゃん♡』
甘ったるい声と共に名前が姿を表した。
特徴的な前髪、切長の目。ひどく見覚えのある容姿に眉を顰める。
『なぁにぃ?アタシ自ら重い腰を上げてご登場してあげたってのに態度悪いわねぇ。』
「別に怒ってませんよ。貴女何者ですか?」
『ハァ?何者ってどっからどーみてもキューティプリチーな花のJ Kでしょ?そういうアンタは何者?あの子の改造人間をなかなかいい具合に倒してくれたんだから強いんだろーけど。何級?』
「一級です。あとお言葉ですが一般的な女子高校生はこのような非道な真似はしません。」
彼の台詞に名前はにやにやと嗤う。
『だって〜。やったのアタシじゃないしぃ。厳密には。』
「はぁ?とぼけないでください。」
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作者名:かむかむ | 作成日時:2021年5月6日 23時