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二頁目◇ ページ4

その日は、躰がやけに重かった。ミシミシと云う骨の音が耳を障り、目を開けるとお兄様が私の腹を踏んでいた。


「お兄様……お早う御座います」
私は何時も通りに挨拶をした。――何時もだったらここで「ああ」と返してくれるが、今日は返してくれなかった。――否、腹を踏んでいる時点で可笑しい。

「どうかされました? お兄様」
お兄様は青い瞳を揺らしながらずっと私を観ているだけ。その瞳が、少し怖かった。

「お兄様?」

「俺は――」
やっと口を開いたかと思ったら、考えられないような言葉が飛んできた。








「手前なんかの兄じゃねェよ」


「えっ?」
嘘だ。きっと嘘なんだ。そう信じていた。きっと、此処は夢の中でまだ目を覚ましていない。

 ――だが、躰全体に押し寄せてくる圧力。ギリギリと痛む躰が夢じゃないことを告げている。

「お兄様? 何を云ってらっしゃるの?」

「そのままの意味だ」
躰に掛かる圧力がどんどん強くなっていく。きっとお兄様の異能力が発動しているのでしょう。どんどん躰が痛くなって行く。

「お、お兄様……辞めて、下さい」

「何云ってやがる。甘えてんじゃねェ」
お兄様の瞳は、何時にも増して恐ろしく、パッと目を逸らしてしまった。


「手前、気安く話しかけんじゃねェよ」
お兄様は、私の胸ぐらを掴み、そう云い捨てて家から出て行った。

 気まぐれかもしれない、早くポートマフィアに行こう。

 そう、思ってポートマフィアに出向いた。

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霜月白雨@狂人(プロフ) - 華さん» 申し訳ございません。消されてしまったようです。 (2018年5月1日 19時) (レス) id: c62dc48e07 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 認めてもらいたい(前作)が読めません。題名、この話の内容、コメントから察するにこれの夢主視点でしょうか?このお話すごく好きなので読んでみたいのですが…… (2018年4月7日 11時) (レス) id: 198a7174c6 (このIDを非表示/違反報告)
霜月白雨@実況者沼、ハマり中。(プロフ) - みゃにゃさん» 元気ですよ! 有り難うございます!! (2017年9月19日 6時) (レス) id: c62dc48e07 (このIDを非表示/違反報告)
みゃにゃ - げんきそーでようたw(´・∀・`) (2017年9月19日 5時) (レス) id: a23cd4a964 (このIDを非表示/違反報告)
霜月白雨@実況者沼、ハマり中。(プロフ) - 汚濁さん» 有り難う!! そう言って貰えると嬉しいよ!! (2017年9月18日 20時) (レス) id: c62dc48e07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霜月白雨  | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年6月18日 1時

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