Blood pledge【青】

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莉猫side


なんかさ、もう色々ありすぎて、人間の血すら苦手になっちゃったよ

笑って誤魔化したはずだった。

なのに、俺の話を聴き終わったりいこちゃんは涙を零した。


猫「え、あれ、待っ……

り、りいこちゃん泣かないで、

……怖がらせちゃって、ごめんね｣


子「……ちがうの、



莉猫にぃが、莉猫にぃの心が、痛いから涙が出るの」







……え？



声に出てたのか、出ていなかったのか、自分でも分からなかった



子「莉猫にぃ、ずっと1人で、抱えてたの……？


……ねぇ、それなら……

Aところんを見るの……辛かったんじゃ、ないの

私がしたことも、莉猫にぃをまた傷付けちゃったのかなぁ｣



頼って欲しいよ

りいこちゃんは言った



熱い感触を肌に感じて、滲む視界に涙が溢れていることに気がつく


その次に口を開いたりいこちゃんは、

今まで見た中で一番美しかった









子「私だって、」



ココアくらい、作れるのよ

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