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不思議の国のアリス2 ページ2

見ると小さな扉が喋っています。
しばらくその扉を凝視したAは
急にドアノブを握り
勢いよく引っ張りました


「いだぁぁぁああ!!痛い、痛い((泣」


『あ、感覚あるんだ。』


扉が酷く痛がるのでAは
引っ張っていた手を離してあげました。


「鼻もげる…
キミあの時計ウサギ追って来たの?」

思わぬ言葉にAは目を輝かせました。
片手でもう一度ドアノブを握り
扉に詰め寄ります。


『で、何処いったの?』


「引っ張るなよ〜。痛い。
この中入って行ったよ!」


『はぁ?!あんなデカイ男が
どうやって入って行くのよ!!
あ!!実はこの扉大きくなるんでしよ!
さっさとデカくなりなさいよ!
オラオラオラぁー!!』


「いだぁぁぁああああー!!泣」


ノブをガチャガチャ回し
押したり引っ張ったりしていると
扉が苦しそうにもがきます。

その光景があまりにも可哀想だったので
Aは仕方なく手を離してあげました。


「…フゥ。
ほら、そこのテーブルに
ドリンクがあるの見える?」


確かにそこにある小さなテーブルに
ドリンク…とクッキーが置いてありました。


ドリンクに貼られたラベルには drink me! と
クッキーにはチョコレートで eat me!
と書かれてありました。


『このクッキーは?』


「持って行っていいよ!
ドリンク飲めば小さくなるし
クッキー食べれば大きくなるから。」


扉の言葉を聞いたAは
嬉しそうに微笑み
ドリンクを一口飲みました。

するとどうでしょう。
Aの体はみるみる
小さくなっていきます。


『ありがとぉ!
これで追っかけられるわ!』


「いえいえ(^^)
じゃあ、気をつけてねー!」


扉をくぐり抜け外に出ると…


なんだか向こうから
楽しそうな声が聞こえてきます。


Aはクッキーを食べて大きくなり
声がする場所へと足を進めました。

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はくれい&ゆっくりひな - とても面白いし完全に、ヤバそうでした(*≧∀≦*) (2015年10月8日 19時) (レス) id: 937ff5595a (このIDを非表示/違反報告)
Z(プロフ) - ちびすけ。さん» 赤い字を押しても戸のペーは存在しませんになります(>_<)こっちの不具合かもしれませんが! (2015年2月26日 21時) (レス) id: b35d731f20 (このIDを非表示/違反報告)
ちびすけ。(プロフ) - Zさん» 遅くなってすみません(>_<)小説が見れないとは表示されないって事ですか? (2015年2月25日 22時) (レス) id: 68128786f6 (このIDを非表示/違反報告)
Z(プロフ) - 違うサイトのほうに行ってみたのですが小説が見れません(。í _ ì。) (2015年2月21日 23時) (レス) id: b35d731f20 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ@(プロフ) - リク失礼します! 九条さんで甘裏お願いいたします! (2015年2月7日 15時) (レス) id: 43c50d498d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちびすけ。 | 作者ホームページ:http://id11.fm-p.jp/541/anotherside9/  
作成日時:2015年1月16日 23時

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