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09あいつに恋人ができたなら ページ10

「総悟に好きなやつができたらどう思う?」

「へ!…す、好きなやつ…?」



回転をピタッとやめて、急に真剣な顔になるA


「…幸せになってほしいっていうのはあるけど、ちょっと嫌かな…。いや、でも、私にその気持ちが向く事は本当にないと思うし、その好きな子がいい人だったら全然いいと思うし…あぁでもそうしたら今までみたいに追っかけできないのか…うううううんんんん」

「いや、すまん、もう良い」

「…これは…永遠の謎だな…」


それからというもの、唸ったり変な声を出したりして、相当悩んでたA。


困らせると楽しいだろうか、と思ってかけた一言でこんな面倒なことになるとな思わなかった。


あーうるせえ。と思っていたら、ガラッと襖が開く


「土方さん。女を部屋に連れ込むとは毎回良い度胸でさァ」

「総悟!?…ち、違うこれはだなAが勝手に…」

「総悟くん…!」


総悟を見るやいなや、寝っ転がっていた体を勢い良く起き上がらせ、目を輝かせるA。

その勢いで、俺の方へ倒れこんでるのは…気にしないでおこう



「…Aさんかィ」



とか言ってるが、総悟は元から俺の部屋にAがいた事を気付いていたんだろう。
こいつは俺がAといる時、バズーカを所構わずぶっ込んできたりしねえからな

Aが俺の隣にいなければ、俺は吹っ飛ばされてたというわけだ。

まぁ、助かってるっちゃあ助かってるな



「あ!土方に用事?」

「土方って…」


こいつらマジでなめてる。俺めっちゃなめられてる


「…いや、寝に来ただけでさァ」


マジでなめられてるゥゥウ

10やはり私は正しかった→←08土方の近くにいる理由



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作者名:紫杏 しあん | 作成日時:2017年3月21日 15時

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