この国の王女から始まる物語。#15 ページ18
_これは…ゼルディア国でのゲルマ戦が終わって約3年経った話…
あれから…人々も増えて平和な毎日を送っていた…
アリアン「あら…今日はどしゃ降りの雨ね…」
エリーラ「お母様〜!!雨で濡れちゃった…」
アリアン「あらあら…着替えなさい?」
エリーラ「はーいっ!!」
町の人々は雨で仕事を休み…いつも賑やかな街は静かでいて。
町の子供と遊んだエリーラが雨で帰ってくれば…暖かいお城が迎えてくれる。
ベルント「雨だね…アリアン。寒くないかい?」
アリアン「えぇ。大丈夫よ…ここは暖かいもの…」
ゼリス「よぉーっ!!アリアン王女!!おっと…家族揃ってるようだなっ!!」
ディーブ「おい!!ゼリス!!アリアン王女ベルント王子エリーラお嬢様…雨ですが…体調が優れなかったりはしませんか?」
アリアン「いいえ…大丈夫よ」
エリーラ「私も大丈夫ですわっ!!」
ベルント「雨の日だとそうゆうことあるからね。まぁ僕は大丈夫」
アリス「皆さ〜んっ!!暖かいミルクティーですぅ〜!!」
ゲルマ戦で…多くの町の人々、兵士、メイドが亡くなってしまい…
ゼルディア城はとても静かになった…
アリスが持ってきたミルクティーの湯気が明かりで見えてくる。
ディーブ「じゃあ失礼します。おいゼリス!!お前はゾウルとブレズの恋仲を隠し撮りしたいんだろ?ほら行くぞっ!!」
アリス「ではでは〜…」
エリーラ「お父様に本読んでって約束したから行くね!!」ベルント「そうだね。じゃあ…」
アリアン以外の人達がアリアンの部屋から出ていくと…静かになる。
アリアン「はぁ…昔より静かになったわね…」
グリーフ「変わったところ…でもアリアンも変わった…」
アリアン「グリーフ…いたのね。そうかしら?大人っぽくなった?」
グリーフ「うん…ちょっとは…」
アリアン「ちょっとは余計よっ…」
グリーフ「ねぇアリアン…久しぶりの雨だね…」
アリアン「そうね…」
グリーフ「まるで…あの日のことを思い出して泣いてるかのように…」
静かな部屋の中…暖炉の火の音がパチパチとなっている。
グリーフの悲し顔が冷たい窓に映し出し…
コンコンッ…
城のドアをノックする音が響く。
アリアン「こんな雨の日に…迷い人かしら…」
グリーフ「さぁ…?」
【ゼルディア城 ロビー】
メイド「はい…何方ですか?」
???「あ…あの…迷い込んじゃって…」
アリアン「迷い人ね…入りなさい…」
???「すみません…失礼します…」
続く。
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fruit(プロフ) - こんにちは!初めましてですね!私も王女様の話を作っているので、とても参考にさせていただいてます!これからも頑張ってください! (2016年6月23日 17時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)
歌瑠(プロフ) - それは良かったです!! (2016年1月26日 18時) (レス) id: f34261a211 (このIDを非表示/違反報告)
マミマ - 内容がしっかりしていて、良かったです! (2016年1月25日 16時) (レス) id: 10f1658395 (このIDを非表示/違反報告)
むみ - (っ’ヮ’c)? (2016年1月6日 11時) (レス) id: f34261a211 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ - アドレスに気付いてくれるとは…!一生懸命考えました (2010年4月5日 13時) (レス) id: 4490f3aa26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:歌瑠 | 作成日時:2016年1月5日 16時