夏祭り 其の三 ページ14
in輝
怪異を追って数十分
怪異達はどんどん奥深くの境内へ進んでいく。
ここまでくれば人もまばらだ。
丁度いい
携帯している霊刀を抜き、木々を使って、怪異達との距離を詰める。
木の影から飛び出ようと体を動かしかけた時、聞きなれた声が耳に入ってきた。
主「こんなにいっぱい食べられないよ」
急いで霊刀をしまって、声の主の元へ行く。
輝「清瀬さん…どうしてここに…？」
主「え、源くん！？」
目を見開いてこっちを見てくる彼女は確かにクラスメイトの清瀬さんだった。
・
in主
神社境内の奥深く、木に囲まれたお社の前は人も怪異も来ない絶好の休憩スポット
ここは人がお供え物を持ってくるお社からも離れている。
うん、おばあちゃんから教えてもらった通り、ここならゆっくり休憩できる。
石階段に座ってほっと一息つく。
昨日から働きづめだったのでやっと人心地着いた感じだ。
朱「A、A」
声が聞こえる。
足元を見ると小さな妖狐達がいた。
主「どうしたの？」
手を伸ばすとすり寄ってくる。
そのまま軽く撫でながら話を聞く。
碧「下の屋台でなんか買ってきてやるよ！
キヨにもそうしてやってたから！」
翠「いっぱい買って皆でココで分け合って食べてたの！
宴会のお料理は私達下っ端は食べれないから！」
主「皆食べたいの…？」
妖狐達にそう聞くと皆こくこくと頷いた。
主「そっか、それじゃあお任せしようかな」
そういってお金を渡して屋台の食べ物を買って来てもらうことにした
・
暫く経つと狐達が沢山の袋を持って帰ってきた。
早いなと思ったら、人の姿じゃなくて怪異の姿のまま、お金を置いて食べ物だけを取ってきたらしい
主「え、良いの？」
驚いて詳しく聞くとおばあちゃんの時もそうだったらしい
ただ、お金を払わず食べ物だけを取ってきたら本気で怒られたらしい
朱「あの時のキヨは怖かった…」
ぶるりと震えながら話す
おばあちゃん…一体何やったんだろう…？
少し気になったけどそれは頭の片隅に追いやった
改めて皆が買って来てくれた食べ物を見る。
主「それにしても…こんなにいっぱい食べられないよ」
恐らくここにいる４人じゃ食べきれない量だ
碧「大丈夫だ！
主「そっか…大食感なんだ」
わちゃわちゃしていると別の声が聞こえてきた
・
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minimum(プロフ) - ここで終わるの、気になりすぎます。とっても面白かったです！こんな夢中になるような作品に出会えて嬉しいです。ありがとうございます。続き、期待してても良いですか！？ (4月4日 20時) (
レス) @page33 id: 2677f851e2 (このIDを非表示/違反報告)
じゃがりこって美味しいですよね - あばば…終わってしまった……しかも2年前だと？！？このコメが届いたら嬉しいのですがね…応援しております。まじで最高です🥹🥹🥹 (4月1日 23時) (レス) @page33 id: f91a4d9a84 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 夢小説だと思えないくらいの濃い話をありがとうございます！！輝くんと夢主さんが幸せになれますように！！ (2月26日 21時) (レス) @page33 id: f39889db93 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 最新待ってます‼︎ (8月2日 8時) (レス) @page33 id: 8da118ebe3 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 終わり⁉︎終わりなんですか⁉︎そんな、、、続きが気になりすぎる、、、、 (2023年1月3日 17時) (レス) @page33 id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2020年6月7日 16時
