隣の人は、猫被り君でした。《キヨ。》 (ページ13)

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episode7 。ページ13

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授業の終わりのチャイムが教室に鳴り響く。

そして、少しよっしゃー ! と言う声も混じっていた。

そうか。もうお昼だもんね。みんなお腹空いてるか。

私は基本寂しさを紛らわす為外で食べている。言ってて悲しくなるな .. これ。

私は、いつも通り外で食べようと弁当を持っていき椅子から立つがキヨ君に止められた。

キ「あ、A 俺と一緒に食おうぜ ‼ 飯 ‼ 」

え、キヨ君と私が .. ? 別にいいけど .. 私なんかで良いのかな ..

ヒ「 Aちゃんとお昼か～良いね ! 食べようよ～」

そう言うと、ヒラ君はふにゃと笑う。女の子みたいに可愛いよね。ヒラ君。憧れるなぁ。

そう言えば、お昼もこの5人で食べてるのか。この5人っていつも一緒にいるからな .. 何年くらいの付き合いなんだろ ..

キ「あ、今日は俺と Aで一緒に食うわ ‼ って事でまたな ‼ 」

レ「ちょ、キヨ君 ‼ 」

キヨ君はそう言うと私の手を握りダッシュで教室から出た。レト君が止めようしてくれたが、駄目だったみたい ..

モブA「あれ、清原君？どうしたの筑波さんの手握って。」

キ「あ～今から飯食いにいくんだ。こいつと。」

モブB 「え ⁉ 筑波さんと .. ? 」

教室から出ると女の子達に声を掛けられる。う .. 女の子に捕まってしまった。

キヨ君はやっぱり人気者だから女子に声を掛けられるのも当たり前だ。

キヨ君がそう言うと女の子2人は目を合わせた。いやいやまさかあり得ないでしょ .. なんて小声が聞こえる。

モブB「キヨ君 .. 筑波さんと付き合ってるの .. ？」

モブA「いやいや .. さっき言った通りそれはないっしょ .. 」

____ そうだ。

キヨ君と私は住んでる世界が違うんだ。

キヨ君が猫被っている ..

所謂キヨ君の秘密を知って私は浮かれていたんだ。

キヨ君と仲良くなれるかもって .. だけどキヨ君は私と違う世界に住んでる ..

私のせいでキヨ君が .. 私は手を離そうとするが、キヨ君は逃さないと言わんばかりにさっきよりも強くぎゅっと握りしめた。

キヨ君は、こんな細いのに男の子なんだ .. 私はそう思うと少しドキドキしてきた。今そういう場面じゃないのに ..