個性婚...？ ページ2
ヒーロー1年目！と言ってもヒーローってのは割に合わなくて私はサイドキックとして働いている。
二つ年上の炎司さん基エンデヴァーが開いた事務所からお声をかけてもらって、無事に就職したのであった。
今日もお供としてエンデヴァーのお手伝いをしていた帰りなんです！
「うむ……」
なにかを考えているエンデヴァー、周りにはファンと思われる一般人がエールを送っている。3年目であるヒーローとしても彼はとっても人気である。
「エンデヴァー？どうしました？」
声をかければハットしたようにこちらをじっと見つめられる。……ちょ、あの、周りの目線が色めき出してます…！！！ と困惑していながらもかっちりとあった瞳を逸らすことがなかなか出来ない。
「パーゴス、お前の個性はなかなかに強い。」
唐突に褒められることに戸惑いを隠しながらありがとうございますと言おうとすれば私の言葉を遮り言葉をつむぎ出した。
「俺の炎とお前の氷、これはつまり俺に持っていないものをお前は持っている。パーゴス、お前がよければ私の妻となってくれないか。」
ザワっと周りがどよめくのを感じた。それもそのはず名門校雄英高校の卒業生同士、しかも相手はエンデヴァーっていう将来大ヒーローともなり得る実力者っていうビッグカップルの判明。まぁそんな事実はないのだが。いきなりのプロポーズに対して私は何故だかやけに冷静だった。
最近の彼は焦燥気味だった。平和の象徴オールマイトに追いつけず、自分の個性だけではダメなのかという呟きをよく零していた。
そして唐突に褒められた自分の個性。
俺に持っていないものを持っているという発言。
そこから導き出された答えは簡単だ。
このままでは彼はわたしを愛してくれないだろう。
最近巷に流れる【個性婚】というワード。事務所のエンデヴァーのデスクに資料が置いてあるのをこの前見たばかりだった。
私はエンデヴァーが、轟 炎司が雄英に入り体育祭で活躍したあの日から大ファンである。ヒーローに憧れ焦がれた私は雄英に2年彼に遅れて入学し、後輩として可愛がってもらった。
そう私の青春時代はほとんど彼に捧げたのである。
私の小さな片想い。
誰にも告げずにきた片思いはこんな形で裏切られてしまうのか。
目頭がカッと熱くなり、暖かい筋が流れるのを感じた。
「…パーゴス？」
いつの間にか俯いていた顔をぱっとあげ、キッと彼を睨みつけた。
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あまね(プロフ) - もう、更新はなされないんですか？ (2021年9月15日 19時) (
レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 藍羽 -awa-さん» 更新まってます！ (2019年9月4日 7時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
藍羽 -awa-(プロフ) - しのさん» お返事遅れてごめんなさい。ありがとうございます、。なかなか続きが決まらなくてかなり時間をかけてしまいました汗宜しければこれからも見てくださいね。 (2019年8月16日 3時) (レス) id: 50ad16c8ef (このIDを非表示/違反報告)
しの - 早く続きが見たいです！頑張ってください (2019年3月12日 1時) (レス) id: 5129f74190 (このIDを非表示/違反報告)
藍羽 -awa-(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» ステインも好きですが、今はエンデヴァーで精いっぱいです。最推しエンデヴァーをこよなく愛します！ミリイさんがステインの小説を書いてはいかがですか？？ (2018年8月31日 15時) (レス) id: 9753f354a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいば | 作成日時：2018年7月11日 16時
