【キヨ】誰にも譲るワケがない【実況者】

第二十三話 ページ25

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おそるおそる振り向けば、

今まで見たことないような暗い瞳で、ニコリと口角を上げて笑うキヨ。



何かを話そうにも、…言葉が出てこなくて。



心無しか、

自分の肩が小さく震え出したのを感じた。





『…っ、ば、…ばれた、って…？』



キヨ「見たんだろ、それ」





チラ、とキヨが写真の方へ目配せする。

…やっぱり、これをキヨが…！？





『…あ、…アレなの？ドッキリ？…ほ、ほら、YouTubeに実写動画も上げてるって言ってたじゃん、…と、友達にドッキリ、みたいな、』





そうだよ、動画にしようと思って、

でも先にバレたからダメだな、



そう言って欲しかった。





────でも、キヨは表情一つ変えず、

ジリジリと私を壁際へ追い詰める。





そんなキヨから目をそらすことは出来なくて、

気づけば私は壁に追いやられ、後ろに逃げ場はなくなった。



そして、フッと、キヨは私を逃がさないようにと顔の横へ手をつく。



────こんな壁ドンは望んでないよ、なんて冗談を言える空気じゃない。





キヨ「…A」



『…っ』





そのままキヨは顔を近づけ、

耳元で囁いた。





キヨ「────やっと、捕まえた」





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作者「面白くなってまいりました…( ˇωˇ )」

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