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佐「お前、いい加減にしろよ。」
「なんですか」
佐「わかんねぇし、わかりたくねぇよ、寝坊して平気な顔で遅れてきてダラダラ踊って帰る奴のことなんて。
忙しいことはわかってる上でいろんな大人の人たちが動いてレッスンの時間とかずらしてくれてんのに、お礼も謝罪もなく何様のつもり?」
「っ…」
佐「Aの歌声もダンスも演技も俺は好きだよ。
けど今のAのことは好きになれない。
むしろ大っ嫌いだよ。この先も関わっていくスタッフさんとかにも横柄な態度で恥ずかしくないの?
そんなの事務所の恥だよ。いつ何時でも事務所の看板背負ってること自覚しろ」
「はい…」
事務所に入って初めて本気で叱られた。
反抗期故にうるさいって思う自分もいたけど心のどこかで少しだけ嬉しかった。
ここには私を注意してくれる人がいるんだって。
私がもしずれた道を歩いたとしても正してくれる人がいるんだって安心した。
佐「おっちー」
「あ、佐久間くん!」
今ではちょー仲良しだよ〜
佐「これ、前言ってたDVD」
「ありがとうございます!早く見たい〜!」
私もアニメ好きだからいつもオススメのアニメとか共有してここのシーンが!って話すのが好きなの
佐「全部見たら返すついでに飲みに行こうよ、んで語る!」
「それは最高です。見たら連絡します!!」
落ち込んだ時何気なく佐久間くんと話すといつもポジティブに引っ張られて気づいたら笑ってた
佐「返すのいつでもいいから、時間ある時に見て」
「はい!ありがとうございます!」
そんな大事な先輩。
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作者名:めかぶ | 作成日時:2022年9月15日 17時