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北「逃亡者みっけ」
「…北斗」
自販機が並べられた休憩スペースのソファにいたAは、ごめんね、と無理に口角を上げた。
隣に座ってこーちから預かったタオルをAの頭にかける。
北「何考えてたか当てようか？」
「え？」
北「私が女じゃなかったら、私がいなかったら、みんなに気を遣わせることなかった、迷惑かけずに済んだのになぁ……みたいな？」
「50点」
北「渡辺、心配して言ってくれたのに酷いこと言っちゃった。謝りたいなぁ。も追加で」
「…100点」
ちゃんと反省してるあたり偉いけど珍しく後ろ向きな気持ちみたい。
北「しょっぴーの言った女だろは、訳すとAは女の子なんだからもっと周りにいる男に頼れよ。って意味。わかる？」
「……。」
黙ってるけどきっと自分なりに噛み砕いて理解しようとしてる
表情は見えないけどそんな気がする
北「俺ら頼りないだろうけどAのこと守りたいとは思ってる。結果守れなくて今回のことが起きてるんだけど。必ず守るなんて大それたこと今は言えないけど努力はする。」
「守ってもらってるよ、充分、」
北「あと、Aの事迷惑って誰も思ってないからね。俺らだけじゃなくてSnowManのみんなもだと思うけどAいないと無理なのよ。必要不可欠なの。」
いざという時の頼り方がわからないだろうしこれからは気軽に言えるような環境にしていくのが今の俺らの課題
「北斗、、」
北「ん？」
「お金ない、リンゴジュース買って」
北「頼り方を間違えてる、この人」
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作者名：めかぶ | 作成日時：2022年9月15日 17時
