彼岸花” ページ22
貴「ただいま。」
レジ袋を持ち、玄関を通った。
藤森「お帰りー!」
そういうと私を抱きしめた
坂口「A、雪が晩御飯を作るまでこちらに来ていなさい。」
そういわれ、私はリビングにお母さんはキッチンに行く。
そこで、今まで思っていたことを織田作と安吾に言った。
貴「織田作って、お兄ちゃんみたいな感じだね。」
織田「どうした、急に?」
貴「安吾はお母さんだよね」
坂口「は?」
いや、本で読んだ事しかないけどお話で出てくるようなお兄さん。
安吾は、お母さんよりかほごでお母さんポイから...
藤森「やー!!
織田作がお兄ちゃんっていうのはわかるけど、安吾がお母さんは駄目だよ。
Aのお母さんは私だもん!」
そういい、私に抱き付いてきた。
貴「じゃあ安吾はお父さん?」
訊くと眉を近づけ、何か考え出した。
藤森「ん〜Aには、【お父さん】がいるからね。
安吾は【パパ】かな?」
坂口「は??」
安吾はパパか。
その後に言葉を繋げようとすると、お母さんが伽喱を持ってきた。
まず、食べるか。
貴「いただきます。」
うん。うまし!
ーーーーーー数分後
貴「ごちそうさまでした。」
藤森「A。今からね、あなたのお父さんの事を話そうと思うの。」
真面目な顔つきで言った。
藤森「太宰治。それが、あなたのお父さんの名前。」
貴「太宰....治。」
口の中でその言葉を転がした。
知っているような知らないような。
新鮮な感じだった。
藤森「ポートマフィアは、知ってると思うけどそこの最年少幹部です。」
確か、お母さんもそこの過去最年少構成員だった。
藤森「両親がマフィア。たくさん恨みを買っている」
貴「生きる術を教えるから強くなれ。と」
つまりこれからはしごかれると。
藤森「護身術としてね。
明日から。」
それからいろんなことを教わった。
銃、剣、爆薬の使い方、相手の行動の読み方、気配の感じ方などなど。
自分でも徐々に進歩していると思っていた頃だった。
私が三つになってすぐ。
あの人が消えたのは。
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作者名:輝夜 x他2人 | 作成日時:2018年6月9日 18時