彼岸花” ページ18
貴「……お帰り、おかーさん。
久しぶり、安吾。」
私の後ろには、買い物から帰ってきたおかーさんと何故か安吾がいた。
藤森「よし、A。事情聴取だ。」
私は正座。
向かい側には安吾とおかーさん。
藤森「まず、隣にいた子は??」
どうする彼岸。
『いっそのことバラしてしまうか。』
私の隣に彼岸が現れ、彼女はぺこりとお辞儀をする。
彼岸『あっしはAの異能力【彼岸花】。
その異能生命体“彼岸”と申す。』
藤森「……。」
坂口「……。」
ま、そうなりますよね。
坂口「いつからこのことを知っていたんです?」
貴「ずっと。でも使ったことはないし詳細も知らない。」
おかーさんは小刻みに震えている
藤森「ま、まさかAに異能があるとはね…。」
そういうと、頭を撫でて、こう言った
藤森「私も異能があるんだよ。」
え、
初耳。
藤森「私は【雪華録】て言って、年齢を操るこちができるの」
そう言い異能を発動したおかーさんは私と変わらない身長と容姿になった
藤森「ほら、すごいでしょ。
Aのお父さんはね、【人間失格】。異能力を無効にさせちゃうんだよ。」
私は名前も顔も知らない人をすごいと思った。
貴「おとーさんはなんていう名前なの?」
藤森「太宰……。
太宰治。それがAのお父さんの名前」
太宰治。か。
貴「じゃあ安吾は?」
急に話を振られて彼は驚いていた
坂口「僕ですか?僕は【堕落論】ですよ」
貴「見せて!」
坂口「いやです。僕のを見るより織田作さんやお母さんのを見たほうがおもしろいですよ。」
……え?
貴「おかーさん!織田作にもあるの!!」
藤森「あるよー」
……ホント、私の異能の詳細はなんなんだろう?
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作者名:輝夜 x他2人 | 作成日時:2018年6月9日 18時