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#キヨside
うっしーから飲みに行かねーか、って誘い。
二人？って聞けば、悪いか、って返される。
別になんも悪くねーから店に向かう。
牛「おせーよ」
キ「何、呼び出すとか。めずらしーなww」
牛「…今度の旅行動画のとき、同行してもらうから、Aさん」
キ「は？」
牛「あー、小田さん」
キ「あっそ」
いつの間に名前で呼んでんだ。
ま、同行なんてスタッフなんだからそういうこともあるだろう。
わざわざなんだ、うっしーは。
キ「なんでそんなこと話してくんの？」
牛「この前二人で話してて、さ」
何、進展してんの。
牛「笑った顔とか、恥ずかしがったとことか、あーやっぱ可愛いなー、って」
キ「ふーん」
牛「俺やっぱ本気でいくから、さ。もう他の女にいってくんね？」
またそれか。
確かに、俺があいつにこだわる理由なんてどこにもないはずで。
キ「…あいつ落とすって先に決めたの俺だから」
牛「遊びなら他の女でいいじゃん。キヨはなんなの、Aさんじゃなきゃ駄目なの？」
キ「…」
牛「キヨがこだわる意味がわかんねー。本気じゃねーなら別に誰だっていいだろ。どーせ捨てるんなら、あの子には手出さないでよ」
だったら、うっしーが、俺が手出さないように頑張ればいいじゃん。
って、なんで、俺はあくまであいつを落とすことにこだわってんだろ。
牛「Aさんのこと、もうあんまちょっかいかけんの、やめてくんね？」
キ「それはうっしーには関係ねーだろ」
牛「俺は好きだから関係あんの」
キ「…なんだよ好きって」
牛「もーさ、キヨもほんとは気になってんじゃねーの？簡単に笑ってすらくれなくて。お前がちょっかいかければ、簡単に落ちるような子ばっかだったのにAさんにはうまくいかなくて。そんで、惹かれてんじゃねーの？」
気になるとか、惹かれるとか、なんだそれ。
俺が抱く感情は、そんな真っ直ぐな綺麗なもんじゃねーだろ。
キ「…初対面の日にキスしようとしたら、あいつ、なんも動じなかった。嫌がるわけでも喜ぶわけでも。あいつの眼中に俺なんかいねーんだからうっしーは頑張ればいいんじゃねーの？」
牛「そんなこと言うならもう手出さないって言ってくれよ」
少し切なそうなうっしーの言葉に、わかった、と答えれないのは、なぜだろう。
あいつの、無機質な表情が頭に浮かぶ。
それから、フジに笑いかけてた顔も。
意味わかんねー、って思ってビールを流し込む。
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煎茶(プロフ) - コメント失礼いたします。三人の長所が絶妙なバランスで描かれていて至高の作品でした。この小説との出会いに感謝したいです。執筆お疲れ様でした。 (2018年8月27日 1時) (
レス) id: ea34eab2cb (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - こねりさん» ありがとうございます(;_;)！！！内容が良い悪いはなんともいえないですか、いくつかお話は書かせていただいていますので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです(*^-^*) (2017年10月23日 2時) (レス) id: 1e43dca40b (このIDを非表示/違反報告)
こねり(プロフ) - とっても面白かったです...！！うっしーがいい人すぎで、思わず読んでて泣いてしまいました...。新作の方も読ませていただこうと思います！！ (2017年10月16日 23時) (レス) id: 8a30c5e030 (このIDを非表示/違反報告)
。。*ましゅまろん*。。 - ゆるさんの小説みてたら、下の告知がいないないばぁ！で笑いました笑 (2017年3月29日 15時) (レス) id: b56a98098d (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - 蒼乃さん» わかります！！！私も、他の方と交流すること全然なくてwwたくさんコメントでお邪魔しちゃいますね！ (2016年12月21日 1時) (レス) id: 2348e913dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆる | 作成日時：2016年9月13日 3時
