ムラサキスミレ 2【J】 (ページ23)

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すこし俯いて、黙ってしまった潤くん。

A「…引いてる？」

そう聞いたら、ほっぺたを、ふにっとされた。

松本「引くわけないだろーが」

ちょっと潤んだ目で私を見る。

松本「俺、本当に嫌われてると思ってたわ」

A「ごめ…んね？」

そして、私の大好きなニカっとした笑顔で。

松本「鈍感(笑)」

A「だって…」

松本「そっか。嫌われてなくて良かった」

ちょっと照れた感じの潤くん。

なんだか、自分の気持ちがわかって、
そして隣に潤くんがいるのが嬉しくて。

潤くんの頬にキスをした。

松本「そのさー、鈍感なのと、突然の積極的なところ(笑)」

そう言って、抱きしめられたけど

A「コ、コーヒーこぼれる！」

松本「あ」

慌てて離れる潤くん。

ちょっと潤くん、動揺した？

そんな潤くんが可愛くて笑っちゃう。

松本「わーらーうーな(笑)」

ふと真剣な顔になる潤くん。

松本「気付いてくれて良かったよ。Aのこと、俺大好きだから」

だめだ…
涙腺が…

A「私も、ずっと…大好き」

涙声になったけど言えた。

ポロっと落ちた涙を指ですくった
潤くんの顔が近づいて
唇が合って。

それが、段々深くなる。