第３６話 バイト探しは最悪だった ページ38
そんなある日＿＿＿＿
とうとう、衣食住に必要なお金がもうそこまで尽きようとしている。
これはまずい、非常にまずい。
それで私は決めた。
貴方｢敦、ちょっくら出掛けてくるから留守番よろしく｣
弟に留守番をしてもらう、
私は土曜日に桜乱学園に近いエリートたちのすむ街へと歩き出した。
辺りを見ると
桜は完全に散っていき、もう長袖一枚でいられるほどになった。
といってもまだ地面にはちぢれた桜の花びらがあり、踏むのはもったいないと思いながら私はそこを踏んでいく。
途中小さな鞄を持ち直し、
私は軽い軽装でその町中を歩く。
周りにはセレブと言われる人たちがうじゃうじゃいる。
犬は高そうだし、服も高そう。
そんな人たちは、
私の長袖、スカートを見て何を思ったのかｸｽｸｽと笑われる。
貴方(無視だ無視)
少し恥ずかしかったり、ムカついたりしたがここは抑える。
今日は金持ちに喧嘩を売りに来たわけではない。
バイトを見つけるためにここへ来た。
セレブ達が働いている方が、やることはキツイがそれなりにお金は多くもらえる。
私は前日に何件か目星をつけていた。
それをたよりに店を転々と回る。
桜乱学園の生徒であることで少しは優遇される目で見られていた。
けれど現実は甘くない。
元孤児出身で親のいない私を、責任なんてとりたくないとお店のトップは口々に言う。
結局、私を求めてくれたお店は12軒ちゅう中、たったの1軒。
しかも、そこが最悪だった。
｢あれ、太宰に気に入られてる人だー。君がここで働くの？｣
時給3500円(土日4000円)
仕事内容 書類整理(他に探偵助手)
シフトは自由
そんな素敵なバイトのトップ。
つまり探偵。
それが＿＿＿＿
江戸川｢昨日僕に電話したのって君だったんだー。あはは｣
貴方｢……｣
江戸川｢はい、面接しよ。あはは｣
こんなはずじゃなかった……。
どうしよう、今からやめようかな＿＿＿＿
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そらちゃんです！！(プロフ) - 花男？ (2020年8月21日 7時) (
レス) id: 5d277503a8 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの抹茶 - 初コメです。初めてこの作品を読んだのですがとても面白いです！キャラヘイトについては色々な意見がありましたが(下拝見)、そう思われるほど作者様の文章力があるのだと思っています。完結するのが楽しみです (2019年1月11日 23時) (レス) id: 6d228bc660 (このIDを非表示/違反報告)
桃雪華(プロフ) - 柊さん» 返信遅れました。すみません…後指摘ありがとうございます。 (2017年8月10日 16時) (レス) id: 1382d36792 (このIDを非表示/違反報告)
桃雪華(プロフ) - sofaradoreさん» 返信遅れました。本当ですね…指摘ありがとうございます (2017年8月10日 16時) (レス) id: 1382d36792 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 続編だけじゃなく、こちらにもフラグを立てて欲しいです。キャラヘイトはルール違反では無いですが、苦手な人は酷くショックを受けるのでフラグを立てる事が義務づけられていますよ。マナーやモラルの問題では無くルールなので、よろしくお願いします。 (2017年7月13日 12時) (レス) id: 989dfcf2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃雪華 | 作成日時：2017年1月31日 23時
