【文豪ストレイドッグス】貧乏な私と超エリートたちの高校生活

第２４話　ばれてないよね？ ページ26

皆が帰った頃……


貴方｢あ、やばっ。今日おしょうゆの特売日だったのわすれてた｣


カレンダーを見ているとセールという文字が目にはいった。
　

２ヶ月に一回の大切なバーゲンセール。





貴方｢敦、留守番頼める？｣




台所でお水を飲んでいる敦に聞く。
ゴクリと飲みコップを流し台においた。




敦｢僕がいこうか？というよりまだバーゲンやってるの？｣


貴方｢うん、１０分前に始まったばかりだと思う。今走っていけばまだあるかもしれないんだ。ちょっと行ってくるよ｣


敦｢でも、歩くのには少し遠くない？｣


貴方｢平気だよ｣


敦｢んー、わかった。何あったら連絡して｣



敦はあんまり納得していないようだったが承諾を得た。

貴方｢いいこいいこ、じゃあいってくるね｣


私は簡単な身支度をして家を出た。
もちろん化粧なんて言う高いものは持ってないからすっぴんだけどね。






























ｶﾞﾔｶﾞﾔｶ＿＿＿



お醤油以外にも特売のものはあるらしくおばさんたちで賑わっている。



私は精一杯割り込んでお醤油をゲットする。
他にも安くなってたもやし、豆腐などもかごにいれ店内を回る。


店内を歩いていると＿＿＿＿








貴方｢何で……｣

私はｻｯと裏の商品の方に隠れた。







どうして……





























ジョン｢ふーん、国産ねぇ｣



どうしてジョン･スタインベックがいるの。


お金持ちお坊っちゃまが何でスーパーなんかに






貴方｢早く家に帰らなきゃ…｣



見られたら非常にまずい｡
いろいろとまずい。
絶対まずい

すぐにレジの方へ向かう。





ジョン｢ねぇ店長｣

店長｢はい、スタインベック様｣

ジョン｢このお店の＿＿＿｣








ぎゃーーーー、何でこっちくんの。
レジ早く早く早く……





あぁ近い近い。





もう目の前にいる……




フ、フード被らなきゃ







私はすぐにフードを深くかぶり出来るだけ顔がばれないようにした。




ジョン｢それでですね＿＿＿








(ﾁﾗｯ｣



店長｢どうされました?｣


ジョン｢何でも｣









貴方｢……｣


え、何今のちらみ。

こっちを見ていたような……嫌そんなことない。


髪の毛下ろしてるし、顔も見えないはず。





レジ｢あのお客様お金を｣



貴方｢あ、すみません｣



いやばれてないばれてない。



私は会計をしたあと速攻で商品を袋に詰め込みそそくさとお店を出ていった。

第２５話　ばれてました→←第２３話　敦の友達

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す