((王子は7人いる)) ページ6
‐太輔side‐
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俺はAを屋上に連れ出した。
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北山の目の前で。
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そこが一番大事。
「な、何…太輔」
いつも太ちゃんって呼んでるのにたまに太輔になる。
その瞬間がすげー好き。
太輔「この前ブランチで言ってたお前が好きなシーンやろ。4話の」
強制的にベンチの上に立たせた。
「太ちゃん…?」
太輔「って田舎だろ」
「んー…。は田舎じゃないよぉ」
ちょっと悩み、結局は演技をし始めた。
あのシーンと同様、わちゃわちゃ押し合い
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「きゃ…」
太輔「いってー」
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Aの上に俺が乗る。
目が合ってAの顔が赤くなる。
「あ、太輔離して…ミツが」
入り口の影から北山が見てたようで、離れようと力いっぱい俺を押す。
太輔「北山に見られようと関係なくね」
「勘違いされちゃうから//」
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太輔「勘違いされればいいのに」
「嫌だ…もん。それにみんなに迷惑かけちゃう」
迷惑。
迷惑じゃなきゃ俺と付き合ってくれるのか?
太輔「嫌なんて、お前が北山を好きじゃなきゃ思わないだろ」
「…」
Aが黙ってしまった。
あー言い過ぎた。
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太輔「7人いんだよ…。
だから北山じゃなきゃいけない理由なんてないだろ?」
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「誰も…ミツが好きなんて言ってないよ!
……もーエ□離して、エーロ」
俺の緩んだ腕をすり抜け立ち上がる。
比呂のA。
やっぱ、掴めねーな。
どーしたらAは俺に振り向くんだろ?
屋上は秘密の場所
(居るって気付かれてねーよな?)
*..ラッキーメンバー..*
二階堂高嗣
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作者名:真中ユウ | 作成日時:2013年2月28日 21時