((北山さんの怒り)) ページ16
‐宏光side‐
.
.
廊下の角を曲がると泣いてるAとぶつかった。
宏光「…泣いてんの?」
そう聞くと、首を横にふって俺の横を通り過ぎていく。
.
.
手を伸ばせば掴めたのに…俺は出来なかった。
.
.
見えなくなるAを追えずにたたずむ。
たしか藤ヶ谷と撮影してたんじゃ…
嫌な予感。
今まで俺が撮影してたスタジオに行った。
ハジの方でうつむきながら座っている藤ヶ谷の姿があった。
宏光「藤ヶ谷」
その声に顔も上げず完全に無視。
.
.
宏光「聞いてんのかよッ」
ムカついて胸ぐらを掴み立たせた。
太輔「なんだよ」
宏光「追いかけろよ…。泣かせてんだろ」
.
.
目を泳がせて…いつもの藤ヶ谷じゃないみたい。
.
.
宏光「お前が行かないなら俺が行く」
.
.
そう言い残し、Aが居るであろう屋上に走った。
.
.
キーガタン
重いドアを開けたら、涼しい夏の風が俺を包んだ。
屋上のはしっこで髪をなびかせネオンの景色を見ているA。
宏光「A…」
お姫様のために
(焼き肉うめー)
(ミツには悪いことしちゃったね)
*..ラッキーメンバー..*
二階堂高嗣
130人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:真中ユウ | 作成日時:2013年2月28日 21時