((王子の助け2)) ページ21
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「だって今、ずぶ濡れなんでしょ!
近くの公園で雨宿りしてて」
違う。
助けたいってのもあるけど。
正直に言えば、
ただ無性に
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――“会いたい”
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宏光「だから、横尾に傘借りて帰るから心配しなく
「ミツをほっとけないの…」
高嗣「A…?」
横尾さんの家よりあたしの家の方が近いから、
あたしの家に連れて行くつもり。
「とにかく公園に居て」
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プチッ…ツーツー
電話をきって高くんに視線をやる。
不安そうな悲しい顔。
なんでこの人を悲しませてんだろ、あたし。
自分のために高くんを傷つけた。
高嗣「A…行くの?」
「うん。ミツ傘持ってないって言うから」
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ちょっと決めつけてたかもしれない。
心のどこかで、高くんは優しいから
行かせてくれるって。
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高嗣「嫌だ」
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「え…」
傷つけて利益を得る
(いいって言ったんだけどな…)
*..ラッキーメンバー..*
二階堂高嗣
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作者名:真中ユウ | 作成日時:2013年2月28日 21時