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チーノさんに教室まで結局送ってもらってしまった。
『送ってもらちゃってごめんなさい』
先輩の威厳ゼロだなと自虐しつつチラリとチーノさんに目線を送る。
その顔は少しだけ怒っていた。
冷や汗を垂らしていると、はぁとため息が聞こえた。
ci「幼馴染なんですからさん付けやめましょーよぉ…」
『…チーノさんが入学したとき言ったでしょ、めんどくさくなりそうだから先後輩の関係になろうって、』
ci「でも〜!!」
駄々を捏ねるチーノに顔を綻ばせた。
だけどチーノは顔が良い。良すぎる。幼少期から整ってたものだからモテにモテてた。
だからこそ今チーノとの関わりがバレると非常にまずい。
ci「だめ、?」
『うーん…ちょっとなぁ』
ci「一歩リード出来るステータスこれしかないんに…」
『…え?』
ci「なーんもないですよ!」
はぐらかされた。完全に。
ci「まぁ、先輩が嫌なら諦めるかぁ…その代わり、勉強会は絶対やりますからね!」
少しはぐらかされたことに不満を持ちつつ、私は笑顔を作った。
『うん、じゃあよろしくお願いします。チーノさん』
そして私とチーノは別れ、そのあとは何事もなく家に帰った……
訳もなく
zm「な、な!チーノと友達なん?」
『あー…うん、そうかも』
かなりめんどくさいことになりそうです。
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きつね君。(プロフ) - ピッピ168号さん» そういって貰えて嬉しいです…!更新がんばります! (2023年5月4日 22時) (レス) id: f4cd021470 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - rbr&shp登場!これは面白くなって来たぞー! (2023年4月14日 19時) (レス) @page8 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - たぴくんさん» ハッ…!同志ですか…!? (2023年2月26日 10時) (レス) @page4 id: 220c7b8121 (このIDを非表示/違反報告)
きつね君。(プロフ) - たぴくんさん» わわ…ありがとうございます! (2023年2月26日 8時) (レス) id: f4cd021470 (このIDを非表示/違反報告)
たぴくん(プロフ) - ピッピ168号さん» 同じく1話見ただけだけど好きです! (2023年2月26日 2時) (レス) @page4 id: a26fbbfa12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヴォルペ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2023年2月24日 22時