【弱虫ペダル】走思走愛〜強き君達に翼を授ける〜4

148＊東堂 ページ28

Aが帰ってきて俺の手に冷たいペットボトルが渡る。

カチリと音のする蓋を開け煽るように飲んだ後携帯を開き巻ちゃんとメールをしていた。

本文はただのどうでもいいことだらけ。
巻ちゃんは今日は久しぶりに普通にメールを返信してくれた。

その中には【お前の彼女とあったショ】
という文もあった。
巻ちゃんは俺の恋をずっと応援してくれていた。

アドバイスをくれていたのも巻ちゃんだ。
感謝している。

【どこでだ？】

【ゴール前。スポドリ買いにいくと言ってたショ】

そんな話をしていると先輩ー、お疲れ様です。と、後輩の声がする。
それは、考えずともAにちょっかい出すのは1人しかいない。

顔をあげればAと目があった後、真波とも目が合い、あやつはニヤッと笑いかけた。

ここで、後輩を怒るなど先輩としてどうなんだと思い、心を沈めて巻ちゃんに返信をし直した。

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