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その後、幹ちゃんと別れテントに戻るとメンバーは誰もいなかった。もう、スタート前に行ったのか……ならば早く行かなくては………


そう思ったのだが、スタート前の彼等に声を掛けることができなかった。
理由なんてない。ただ、なんとなく話さないほうがいいのかと………

だから、皆より一足先に車で待つことにし、車へ向かうと監督がいた。
こんなところになぜ………


「あの、監督がいかなくていいんですか?」


「あいつらは俺がいなくてもやることは分かっているだろう……わざわざプレッシャーをかけてやる必要もないからな」


「プレッシャー………ですか?」


「ああ。あいつらは何だかんだ王者ともてはやされたって結局は優勝してきたのは前の代であって彼等ではない。
それに、ほとんどがインターハイ初出場だ。
そして、何より彼等はただの高校生だ。

今回初出場のチームとも、喧嘩を売るようなチーム、チームワークのよいチーム、効率の悪いチーム。それらの中のただの1チームでしかすぎない。

だから、俺はここにいる。
監督までにプレッシャーかけられたら彼等は潰れてしまうからな」


そして、盛大に監督は声を出して笑った。
そうか……先輩達もただの高校生か…

じゃあ、応援とかしてもらって嬉しいかな?
頑張れるかな……あ、でも、プレッシャーに……


「穂高。応援はプレッシャーとは違うからな」


監督は私の気持ちを察したように親指を突き立てる。

「すみません。監督、私ちょっと行ってきます!」

「あぁ、行っておいで……」

監督は微笑ましそうに後ろ姿を眺めていた。

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息吹店長(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます。ずっと読んでいてくれたんですか!光栄の極みです。えーと、更新日は木曜日、土曜日になっています。また、詳しいことは私のマイページ?でご覧ください。 (2014年12月9日 23時) (レス) id: 7144f0ff4f (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - ずっと読んでました!更新日はありますか?頑張って下さい (2014年12月9日 22時) (レス) id: 081fbad847 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:人間不信 | 作成日時:2014年11月30日 17時

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