拾玖 ページ21
ーターミナル前ー
神楽「あっ!こっちネ!A」
『…おまたせ。』
神楽「A、いつもその服アルな。Aったら、もっとオシャレしなきゃダメでしょ〜。」
『…お母さん?
そういう神楽も。チャイナ服しか着てない。』
神楽「私は服のバリエーションがアルネ!じゃ行くアルヨ〜。」
……
「さァ はったはった、丁か半か?」
「半!」 「丁!」
神「丁!!」 『…丁』
「半!」 「半!」 「半ー!!」
「ビンソロの丁だ!!」
「負けちまったァァァァ!」 「よっしゃー!」
「やべーよ家帰れねーよ」
……
神「おばちゃん、酢昆布1つくれヨ!」
駄菓子屋「ちゃんとお金持ってきたんかい?もうツケは気かねーよ。」
……
神「オイガキ共。ココはかぶき町の女王、神楽様のテリトリーネ。さっさと退けるヨロシ。」
……
神「ここの公園は景色も良くて、ブランコも快適でめっさいいネ!」
……
神「あっ!A!これ一緒に買わないアルか?」
『ペンダント……。』
神「今日手に入れた金でこれ買えるネ!お揃いにしたいヨ。」
『…いいよ。』
神「おじちゃん。このペンダント欲しいネ。」
雑貨屋「あん?今結構在庫少ねぇからな〜、ココから選べ。」
神「あっウサギみっけ!Aは何するアルか?」
『…なんでもいいや。』
神「うーん…。じゃあAにはこのカラスがいいアル!」
『カ…ラス…。』
神「嫌だったアルか?」
『…全然…嬉しぃ』
神「あっ…笑った…。」
あぁ、何年ぶりだろこんな気持ち…。
私達は1日遊び倒し、最後はこのペンダントを買い別れた。
黒く、ハイライトがないカラスだった。
それを愛しいように握る鴉は、ハイライト(迷い)を抱いた。
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作者名:羽衣狐 | 作成日時:2019年1月24日 0時