人生は決まった通りに進まない (ページ19)

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拾漆ページ19

真選組side

土方「今度は誰の死体なんだ？」

沖田「さぁ？この牢獄に入れられてるということは、どこかの攘夷浪士なんでしょ。」

土方「随分綺麗な死体だな。首がねぇのにさっきまで生きていたみてぇじゃねぇか。」

沖田「エリートさんですかねぇ？暗殺の。
これは死神でさぁ。」

土方「これで何人目だ。浪士共の潰し合いには勝手にしろだが、跡片付けをしねぇといけねぇ俺達の身にもなって欲しいものだな。」

山崎「副長！死体の身元が分かりました！
…夜十神勝平。42歳。攘夷浪士箭眼組(ゼンガングミ)の組長です。元は幕府の守備、柳生家、御庭番衆と幕府に仕えてきた武術の名家の夜十神家前当主。
攘夷活動の過激により半年前にしょっぴかれこの牢獄に入れられていたそうです。
死亡推定時刻は2日前。ある狐の仮面を被った者が、番兵を気絶させこの牢獄に侵入したそうです。」

土方「狐面……。」

沖田「そいつ確か鬼兵隊に居ませんでした？」

土方「あぁ。山崎！引き続き任務を遂行しろ。」

山崎「はい！」

土方「それと、夜十神家現当主も調べろ！」

山崎「りょ了解しました！」