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玖 ページ11
それからも、骸は男のもとで学問を習っていた。
そして私も……
男「おや、久々ですね。今日はどんなお話をしましょうか!」
『貴方、剣術もやってたんでしょ。
私にご教授お願い出来ますか?』
私らしくない考えをいつの間にしていた。
男「私は、私の剣術ではなく、自分の剣術で先生に勝てるぐらい強くなれば充分なんですが…Aさんはまだ暗殺剣術しか知らないのですよね…?」
『…知らないと言えば嘘になる。でも、
私は貴方の剣術も知りたい。』
そう言い、私は二振り腰に差していたうちの一振。木刀を男に渡し、手首の手錠を外した。
男「手錠、外して大丈夫ですか?
う〜ん。仕方が無いですね。」
そうして、骸は学問、骸は剣術をその男から教わった。
教わっただけでもない、その男は自分の思い出を私達に話していた。
自分が開いた寺子屋のこと。3人の弟子のこと。
楽しかったこと。道場破りのこと。本当に沢山の思い出を語っていた。
それを話している時の男は、凄く楽しそうだった。
そして、
男「君達も、立派な私の弟子です。」
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作者名:羽衣狐 | 作成日時:2019年1月24日 0時