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ヌナもめっちゃ上手だったと手をぎゅっと握ってくれるジュンヒョン。目はきらきらと輝いていて、本当にそう思ってくれてることが伝わる。喉も治っているみたいで安心だ。ゴヌクは知らない間に靴を脱いで空いているベッドに腰かけている。ここの部屋に来ることは日常茶飯事なのかもしれない。
私も立ちっぱなしはなんなので上がらせてもらうことになった。ジュンヒョンはまだつらつらと感想をお話してくれているが、何よりも気になるのは正面なはずなのに目が合わないテレのことだ。じーっと見つめてみて、たまにこちらを見たかと思えばすぐ逸らされる。
逸らした方へ顔を追わせてもすぐ逸らされるので、なんだか無性にいらいらして立ち上がってテレの肩をぽんぽんと叩く。隣でジュンヒョンが何か言っているが無視しても多分許してくれるだろう。
それでもこちらを向きそうにないテレの頬を両手で挟んで顔を向ける。う、と小さい声が出たあと、それでも目を逸らされるのでここまで来るとなにか私がしてしまったのかと不安になる。
『ねえ、なんでこっち向いてくんないの？』
『…だって』
未だに彼の瞳は私の目を射止めないが、観念したかのように小さく話し出した。
『おれ、Aさんに向かってヌナって言ったことないのに、ジュンヒョンのせいでバレちゃってるし、バレるくらいなら先に呼んどけば良かったって思うし、…みんなAヌナと仲良さそうで羨ましいし』
『綺麗で可愛くて、唯一の女性なんだからっあんまり話せてないのに、みんなどんどん仲良くなっていって、ずるいです。ハンビンなんて、チャギって呼ばれてるし』
ゴヌクが吹き出し、ジュンヒョンは大きな声を出しているが、テレの独白はまだ続く。
『照れ隠しでヌナって呼んでなかったのに、もうバレちゃってるし、ヌナって呼び始めようとしたら、こんなに可愛くて綺麗でって意識しちゃって、おれ、Aヌナの顔ちゃんと見れないです』
離してください、と私の手を退けようとするテレがそれはそれは可愛くて頬をふにふにと撫でてやる。こんなにいじらしくて可愛い一面があったのだと思うと、少し胸がきゅんとする。
『テレ〜そんな可愛いところあったんだ〜』
『可愛いじゃなくてかっこいいって言ってください』
前は爽やかって言ってくれたのに、とぶつぶつ物言うテレは、あのきらきらした好青年からは一変、可愛い可愛い弟みたいで、もちろんかっこいいよ、と頭を撫でた。
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RUNA(プロフ) - いえいえ教えてくれてありがとうございます! (2023年4月4日 15時) (
レス) id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - RUNAさん» コメントありがとうございます。こちらの作品ではチャギはパクハのことになっております。分かりづらかったりミスしていましたら申し訳ございません。 (2023年4月3日 21時) (レス) id: 103a13316a (このIDを非表示/違反報告)
RUNA(プロフ) - チャギってパクハでしたっけ? (2023年4月3日 13時) (レス) @page34 id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 鈴木さん» コメントありがとうございます〜！そう言っていただけると嬉しいです(；；)これからもゆっくりと書いて行きますのでのんびりとお待ちいただけますと幸いです！ (2023年3月30日 6時) (レス) id: 103a13316a (このIDを非表示/違反報告)
鈴木(プロフ) - クムとパクハが大好きすぎて頭抱えてます大好きです(;_;) チャギ呼びもクムの騒がしい感じも最高ですこれからも応援してます！！！ (2023年3月27日 22時) (レス) id: 3e062d6061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りあ | 作成日時：2023年3月17日 22時
