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頼んだものがやって来るまで、マシューの話に相槌を打つ。先程までも沢山聞いていたけれど、話は尽きないようで次々に出てくる。その流れでハンビンが注文したものを届けてくれた。目の前に置かれた瞬間から漂う鼻腔を擽る香りに空腹は加速しておいしそう、と声が漏れてしまった。
『ふふ、声に出てる可愛い。ゆっくり味わってね』
そう言って私の隣に腰掛けるハンビン。マシューは美味しいものが食べれる嬉しさから先程の不貞腐れた様子はどこかに消えていた。頂きます、と手を合わせてピザを頬張る。
うん、やっぱりおいしすぎる。ほのかな甘みとチーズのコクのバランスが絶妙だから食べてて全然重くならないし、手が進んでしまう。前のマシューもそれはそれは美味しそうにクロッフルを食べてはもきゅもきゅと咀嚼しており、ハムスターみたいで可愛い。ハンビンもそんなマシューを見てくつくつと笑っていた。
そんなマシューの頬にはクロッフルにのっていたクリームが付いていて、まるで幼稚園児みたいになってしまっている。ほっぺを指してついてるよと話しても気づいていない様子だった。痺れを切らしたマシューは私に顔を近づけ、取ってと強請る。目はまんまるできゅるきゅる、少しだけふくらませてる頬も相まってあざとい。指で掬いとって近くのナプキンで拭き取ると、ありがとうとまた猫みたいにふにゃふにゃと笑っている。なんとなくその気になって喉を摩ってみると猫じゃないから、と食事に戻られてしまった。
『ハンビンはお昼ご飯食べたの？』
『今母さんが軽く作ってくれてるんだ。出来上がったらここで一緒に食べていい？』
私達もデザートはお腹と相談はすれど頂きたいと考えているし、きっとマシューもハンビンとお話したいだろうからもちろんだと頷く。口いっぱいにもぐもぐするマシューもうんうんと首を振っていた。
ちょうどそのタイミングでハンビンの元にお母さんがやってきて、サンドイッチとアイスコーヒーを持ってきた。卵、ハムと野菜、もう1つはフルーツかな。色とりどりのサンドイッチは見た目からとても美味しそうで、さすがハンビンのお母さんだと感銘を受ける。
『お店も少し落ち着いたからハンビンもゆっくりしていいからね。でもマシューくんとAちゃんの邪魔はしたらダメよ？』
わかったと答えるハンビンだけど、後半は耳に入れていない様子。そんな事すらもお見通しなハンビンのお母さんは適当に返事しないの、と眉を下げて笑っていた。
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RUNA(プロフ) - いえいえ教えてくれてありがとうございます! (2023年4月4日 15時) (
レス) id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - RUNAさん» コメントありがとうございます。こちらの作品ではチャギはパクハのことになっております。分かりづらかったりミスしていましたら申し訳ございません。 (2023年4月3日 21時) (レス) id: 103a13316a (このIDを非表示/違反報告)
RUNA(プロフ) - チャギってパクハでしたっけ? (2023年4月3日 13時) (レス) @page34 id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 鈴木さん» コメントありがとうございます〜！そう言っていただけると嬉しいです(；；)これからもゆっくりと書いて行きますのでのんびりとお待ちいただけますと幸いです！ (2023年3月30日 6時) (レス) id: 103a13316a (このIDを非表示/違反報告)
鈴木(プロフ) - クムとパクハが大好きすぎて頭抱えてます大好きです(;_;) チャギ呼びもクムの騒がしい感じも最高ですこれからも応援してます！！！ (2023年3月27日 22時) (レス) id: 3e062d6061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りあ | 作成日時：2023年3月17日 22時
