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せっかくの記念にということでオンニたちと3人で写真を撮る。覚えていたらいつかエアドロップするわ、なんて笑いながら言ってたけど、いつになることやら。どうせならそれで踊っているところも見てみたいとお話されて断ることが出来なかった私は、せめて他の練習生がいない所でとお願いして、空いてる部屋へと3人で向かった。
『女子練習生1人だし、特例だしできっと私たちからは想像つかないくらいしんどいことが既にあるかもしれないし、これから出てくるかもしれないけれど、そんな時はいつでも頼ってきていいんだからね』
『こうして貴方とここで出逢えたこと、私たちほんとに奇跡にみたいに思ってるんだから。1人で押しつぶされないでね』
まるで姉を通り越して母のような優しさに包まれて、心がポカポカする。オンニ達に感謝を伝えると、優しく頭をぽんぽんと撫でられた。
さっと1度踊るだけだったはずなのに、LipJオンニからはありがたくも厳しい指導が入って、その熱がソルジオンニにも伝わり歌のレッスンまで受けることになってしまった。1時間程経った後、やっと2人のレッスンから開放された。満足気に帰って行ったオンニ達とは対照的に、私はヘトヘトである。マスターから受けるレッスンが午後からで本当に良かった。
少しだけ息を整えてから着替えに戻ろうと休んでいたところで、ガチャりと音がする。わざわざ遠い部屋に誰がやってきたのだろうか。スタッフさんだといいのだけれど。
『ん、Aだ』
見えてきたのは私服と言うよりも寝巻きに近いスウェットに身を包んだ佳汰だった。わざわざ遠い部屋に何しに来たのだろうだと思ったけれど、忘れ物を取りに来たみたいだ。奥に置かれてあったヘアバンドが自分のものだと、取りながら近づいていった。
手に持ってそのまま帰るのかと思った彼は、すとんと私の隣に腰を下ろし、何で制服？と私の状況を尋ねてきた。普通は練習着だから、きっと不思議に感じたんだろう。
「制服何パターンか作って下さって、折角だから着て踊らさせてもらってたの」
オンニ達も見たいていったから、と喉まででかかった言葉はグッと飲み込み、端的な事実だけ伝えた。佳汰にはその情報だけで十分だったようで、なるほどねと首を縦に振らせていた。
「Aは学生の時セーラー？」
「んーん、私中学からずっとブレザー」
と言っても、高校は通信制だったから制服なんてないけど。そう言うと、俺もそんな感じ、と佳汰は笑っていた。
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RUNA(プロフ) - いえいえ教えてくれてありがとうございます! (2023年4月4日 15時) (
レス) id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - RUNAさん» コメントありがとうございます。こちらの作品ではチャギはパクハのことになっております。分かりづらかったりミスしていましたら申し訳ございません。 (2023年4月3日 21時) (レス) id: 103a13316a (このIDを非表示/違反報告)
RUNA(プロフ) - チャギってパクハでしたっけ? (2023年4月3日 13時) (レス) @page34 id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 鈴木さん» コメントありがとうございます〜！そう言っていただけると嬉しいです(；；)これからもゆっくりと書いて行きますのでのんびりとお待ちいただけますと幸いです！ (2023年3月30日 6時) (レス) id: 103a13316a (このIDを非表示/違反報告)
鈴木(プロフ) - クムとパクハが大好きすぎて頭抱えてます大好きです(;_;) チャギ呼びもクムの騒がしい感じも最高ですこれからも応援してます！！！ (2023年3月27日 22時) (レス) id: 3e062d6061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りあ | 作成日時：2023年3月17日 22時
