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それからも毎日続く練習。同じ音楽ばかり聞きすぎてイントロ部分で目覚めることが出来るくらいだ。多分起きれなくても勝手に身体は動いてくれるだろう。
そうして練習ばかりの月日は流れ、撮影当日。目の前に広がるのは、今日、私たちのためだけに用意されたステージ。本当に煌びやかで、目映くて、意味もなく目を細めてしまう。
本当は、ここにツーハオもいてくれたら良かったのに、なんて。
ツーハオは少し前から熱が下がらなくて、一緒にステージに立つことができなかった。悔しそうな表情でそのことをぽつりと告げるツーハオの顔を、私はまっすぐ見ることが出来なかった。
彼以外にも体調不良で一緒のステージに立てない子は数名居て、98人一斉に同じステージに立つことは哀しくも叶わなかった。スケジュールの都合上仕方の無いことは理解していても、納得出来ていないのだから私はまだ子供なのかもしれない。
残念なこともありはせど、この人数の中目立つ1番上で踊ることが出来る機会は後にも先にもきっとないので、今までの練習の成果を出さないと。
オールスターの人の集合がかかって、みんなで1番上のステージへと向かう。上から見る景色は、今まで見た景色の中で1番輝かしく感じた。
『上に上がってさらに思うけど、ほんと高いね』
『ハンビンはあと1段高いところに登れるでしょ』
いつの間にか隣に来ていたハンビンは、胸にお揃いの輝くピンバッジもあいまって、いつも以上に光を放っていた。照明も重なって、すごく眩しいくらいだ。彼1人だけがあの上に立つとなると、いつもなら近すぎるくらいの彼との距離が、なぜか酷く遠く感じる。
『すぐに追いつくからね』
『早く追いついて、A。そして一緒に進んでいこう』
他の人が言うなら嫌味に聞き取れてしまう言葉でも、ハンビンが彩ると自信に満ち溢れた根拠たるものへと変えるのだから不思議だ。多分、私の真剣な思いに対して、紳士に、率直に返してくれているからこそなんだろう。
確認のためにさらに上へと登っていくハンビン。ほんと、下から見ても美青年だ。昔の動画を見せて貰ったけれど、こんなに痩せたなんて一体どれほど努力してきたのだろう。素直に尊敬する、と同時にダイエット法を教えて欲しい。ひたすらリンゴ齧ってた、なんて笑いながら言ってたけど絶対それ以外にもあるでしょ。
私のことをしっかりと射止め、上からひらひらと手を振るハンビンに、直ぐに隣にいくからと手を振り返した。
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RUNA(プロフ) - いえいえ教えてくれてありがとうございます! (2023年4月4日 15時) (
レス) id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - RUNAさん» コメントありがとうございます。こちらの作品ではチャギはパクハのことになっております。分かりづらかったりミスしていましたら申し訳ございません。 (2023年4月3日 21時) (レス) id: 103a13316a (このIDを非表示/違反報告)
RUNA(プロフ) - チャギってパクハでしたっけ? (2023年4月3日 13時) (レス) @page34 id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 鈴木さん» コメントありがとうございます〜！そう言っていただけると嬉しいです(；；)これからもゆっくりと書いて行きますのでのんびりとお待ちいただけますと幸いです！ (2023年3月30日 6時) (レス) id: 103a13316a (このIDを非表示/違反報告)
鈴木(プロフ) - クムとパクハが大好きすぎて頭抱えてます大好きです(;_;) チャギ呼びもクムの騒がしい感じも最高ですこれからも応援してます！！！ (2023年3月27日 22時) (レス) id: 3e062d6061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りあ | 作成日時：2023年3月17日 22時
