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光のない目が私に向けられ捉えられるとゆっくり瞬きして逸らされた
怖い！
整った顔をしてるのに、突き刺さるような目に、勝手に怯えてた
そのあと恐ろしいことを言ったのは父だ
｢A、永瀬くんに見とれているとこ悪いが僕らは仕事に向かわなければならない｣
ご、誤解されてる！！！
全く1ミリも微塵もそれはない！
見とれていないよ！
ただ怯えてるだけ！と心の中で叫んでおく
なんの抵抗にもならないけど……
｢仕事……｣
｢急遽ヨーロッパに行かなければならなくなったからな｣
｢…………よ、ヨーロッパ？｣
｢そうだ、だから永瀬さん側に頼んで早めに手続きを済ませてもらったんだ
そろそろお互い伝える頃だと思っていたから丁度いい｣
伝えるというのは婚約者がいるということをなんだろう
｢手続きって？｣
｢あぁ、2人をイキナリ結婚させるのではなく、一年程度一緒に生活する期間をと思ってな｣
一緒に、生活？
なんて自由な……
今どきそんなことがあるか……
今まで、確かに不自由無く暮らして、何だかんだ自由にやらせてもらっていたが……
｢同居するってことすか……？｣
永瀬廉さんが質問したがこの人も知らなかったんだろうか
｢そうだ、僕達がヨーロッパに1年行っている間、
2人には同居してもらうという件、予定は2年後だったんだがな｣
｢い、1年？｣
それって
｢簡単にまとめると1年間婚約者の永瀬廉さんと一緒に過ごすってことね
マンションを取ってあるから、これ、鍵ね｣
お母さんが話を簡単にまとめて机に鍵を置く
そ、そんな話ある！？
ついさっきまで他人だった相手と同居なんて……！
その人が婚約者だなんて！
｢お、お父さん、お母さん、ちょっと待って｣
｢すまない、時間が無いんだ｣
｢荷物は二人ともダンボールにまとめておけば運ぶように頼んであるし1週間もしないうちに届くから
とりあえずは最低限の荷物を持っていけばいいわ
明日からよろしくね永瀬さん｣
｢え、あ、はい……｣
そそくさとジャケットを羽織っていつの間にか用意していたらしい荷物を持って出ていった
バタンと閉められたトビラ
ただ、それを見つめた
何故か直ぐに永瀬廉さんは帰らされてしまって
この理解しずらい状況はそのままにして
言われたままに荷物をまとめ始めた
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Kit(プロフ) - ゆみこさん» はじめまして！コメントありがとうございます！私もはやくラブラブした所を見て欲しいな、と思いながら更新していました！(笑)ありがとうございます！ (2019年10月18日 17時) (
レス) id: a1c6472ec3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみこ(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく読ませてもらってます！廉さんが可愛くてもっと主人公とラブラブしてほしくて、ウズウズしながら読んでいます。更新楽しみにしてるので頑張って下さい！ (2019年10月1日 21時) (レス) id: e1c585a8de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kit | 作成日時：2019年9月21日 15時
