心配性 2 天月side ページ6
side 天月 (今後天月さんsideで進みます!)
今日は久しぶりのAとのデート。
どっかに出掛けるのも良いかなって思ったけど、俺の家の方が周りの目を気にしなくても良いかな……みたいな
俺が歌い手を始めてからAと会える時間が減り、今までみたいに過ごすことが難しくなった
寂しい
そう感じていたのは俺だけじゃなかったみたいで。
それが何よりも嬉しかった
しっかりと繋いだ手から感じるのはしばらく触れることが出来なかった心地良い温かさ
そっと横を見ると耳まで赤くして俯きがちに歩くAの横顔が視界に入った
そうして着いた俺の家
「あ、テキトーに座ってて。
お茶の用意してくる!」
「ぁ、うん、わかった」
お湯が沸くのを待っている間にTwi◯te◯を開いて呟く
@amatsuki
もう少ししたらとある人と放送始めます!
それに対してさっそく送られて来た沢山のリプをちょこちょこ読みながらお茶を淹れた
…うんうん、良い感じ。
お茶も、放送の宣伝も。
淹れたお茶を持ってAの元へ向かう
「はい、淹れたてだから火傷に気をつけて」
「ありがとう」
そう言ってふわっと笑ったAを見てドキッと胸が高鳴る
…初めて見た時、この笑顔に俺は堕ちたんだ
相変わらずのキラースマイルかよ、なんて思いながらパソコンの電源を入れて放送の準備をする
「……天月?今からなんかするの?」
「うん、生放送しようかなーって」
「え。私帰った方がいい…?」
「は!?何言ってんの、Aが居ないと始まんないから!
今回の主役はAだし」
「え…?」
意味がわからないというように眉を寄せるAを見て思わず笑みがこぼれる
「まぁちょっと待ってて」
そうして始まった生放送
「ぇ、ねぇ天月待って!私どうすれば…」
「いーから、いーから!
とりあえずAはそのままね!」
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すみません、キリが良いので次行きますね…!
今回から少し会話のところの書き方を変えました!
天月さんの話長い…ッ!(
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