心配性*天月 @静 ページ5
私の彼はネットで有名な歌い手さん
私はあまり詳しくないから分からないけど。
『明日ひま?用事なかったら遊びに行こ!』
突然の彼からの誘いで久しぶりのデートとなった今日
「急でごめん、Aがひまで良かったぁ…!」
「ううん、全然大丈夫。私はいつでもひまだから!」
「そっかw あ、今日特にどこ行こうとか決めてなくてさ。ただ最近会えてなかったからAに会いたくて…。お家デートでもいい?」
最近、会えなくて寂しかった私には思ってもみなかったことで。
天月も寂しいって思ってくれてたのかと思うと自然と口元が緩んだ
「何でもいいよ。天月と一緒なら」
「っ……もう!Aは恥ずかしくないのかなー!?」
少し顔を赤くして、それをごまかすように怒ったような言い方をする天月
天月の照れた顔、久しぶりだなぁ…
「じゃあ、天月の家に行こっか」
「そーしよっか」
天月の家はここから15分ほどの距離なのでそれほど遠くない
私の半歩前を歩く天月との距離は、まるで今の私たちの距離を表すようで。
忙しくなった彼とは、今まで通りとは行かなくなって。もう私の手が届かないところに行ってしまったような気がした
今までなら掴めていた彼の手を私は握ることが出来なかった
「ね、天月。歌い手、楽しい?」
「ん?楽しいよー?友達たくさん出来たし、皆大切な仲間だから!」
嬉しそうに言う天月を見てると少しだけ不安も薄れた
「そっか、なら良かった」
私の顔を見てふいに足を止めた天月
何かを言いたそうな顔をしていたから、私の不安に気づかれないように天月が口を開く前に彼を追い越して歩き出した
「待って」
そんな私の腕を掴んで引き止めると手をぎゅっと握って
「久しぶりだしさ、こうやって歩こ?」
眩しいくらいの笑顔を向けて言う天月
聞いて来たクセにこのまま歩くのは決定事項のようで
そのまま歩き出した天月
「やっぱ、俺はAと一緒にいる時が一番好き。恋人と一緒に居ると心が安らぐもんだねw」
「……私も。天月といる時が一番幸せ」
それを聞いた天月は驚いた顔をしたあと照れくさそうに笑った
*
「手、このまま行くの?」
「当たり前。恋人なんだしやっぱ恋人つなぎじゃないと」
________
なんかよくわからない感じになった(白目)
お家デートは天月さんsideで書きたいな
心配性 2 天月side→←淡い恋が芽吹いた日 / ちゃげぽよ。 @7
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