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*3話* ページ3

その日。


響「Aちゃんが休みか…」



一人でつぶやいて歩いていた。




やっぱりわからない。



あんなに部活が大好きだったAちゃんが…


理由もないのに休むなんて。



校門まで行くと。



女「アレ、1年?」



男「うわ〜大胆だな…」



生徒達全員が校門に注目していた。



俺も野次馬にまぎれて校門の方をのぞく。



まだ小さい。



1年っぽい。



男の方がキスの雨をふらせていて…女の方はずっと顔を真っ赤にしている。



俺は…


その女の方に目が留まった。



まさか…まさかだよな…?




響「桐山…?」



見間違いかもしれない。



でも…




俺の心はなぜかぐちゃぐちゃになっていた。



色んな気持ちが混ざり合って…苦しい。



響「なんだ…この気持ち…?」



初めて感じるこの感情に俺は苦しんだ。








翌日。


朝部にAちゃんの姿はなかった。



これじゃあ練習量が足りなくて大会に出られなくなってしまう。



それは…まずい。



なんとかしてAちゃんを部活に参加させなければ…



そんなことを考えていると。



女「ね〜昨日、校門の1年見た?」



女「あ〜見た見た。アレってAちゃんだよね?」



その言葉にドキッとした。



やっぱりアレはAちゃんだったのか…



そして俺は男の方を思い出した。


そういえばずいぶん強引にキスしてた気がするな…




あの男の子はAちゃんの彼氏なんだろうか?



そんなことまで考えてしまう。



俺は自分の頬をたたいた。



響「集中…集中。」



俺はそうつぶやきながら練習に取り組んだ。

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晴れの空(プロフ) - *玲奈*さん» 最後まで読んでくださってありがとうございます!貴重なご意見もありがとうございます!ぜひ参考にさせていただきます! (2017年6月12日 1時) (レス) id: 181043f6e6 (このIDを非表示/違反報告)
*玲奈*(プロフ) - 感動しました・・・(;_;)主人公の友達の恋ってどうですか? (2017年4月28日 23時) (レス) id: 2adcffaed4 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 彩夜さん» 最後まで読んで下さり本当にありがとうございました!感動してもらえたなら本当に何よりです♪ (2016年4月5日 16時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
彩夜 - 最後感動しました・・・( ;∀; ) (2016年4月1日 4時) (レス) id: 6a75434987 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - りょー.。さん» ありがとうございます!そう言ってもらえるととても嬉しいです!! (2015年7月23日 17時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/  
作成日時:2014年1月28日 17時

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