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@78話@ ページ30

高山side



…こいつさぁ。どうしてこんなに必死になれるんだろ。



雨の降る中、必死にAを探す岬に…



正直、理解できなかった。







しばらくして雨足が速くなったころ。



僕はある人影を見つけた。



あれ…は…



高山「A?」



何度も見てもあれは確かにAの姿だった。



高山「岬君。…あそこ。」



僕はそう言い血眼にして探している岬君に指し示した。



彼もハッとした顔をして




岬「槙谷っ!!」



と叫び、走っていってしまった。



…そんな体力、もうどこにもないはずなのに。



なんであんなに叫んで走っていける?





高山「……大事な女だからか。」





そう。Aが…大事にしたい女だから。




あいつは…ああやって走っていけるんだ。



でも、僕はあんなことできない。





高山「僕の気持ちの負けか。」



きっとそうだからAも僕の方を向いてくれなかったんだ。




僕は歩く。



濡れきった体をお互い抱きしめあう二人の元へ。



まぁ僕は…




高山「大丈夫?」



そう声をかけてあげるだけ。



A「うんっ…ありがとう…」



僕に対してなんて言ってないAの言葉を聞くだけ。




雛「早くおりなきゃ…本当に風邪引くわよ?」




そう言う雛の後をついていくだけ。









_____だってこの二人の恋物語の中で僕はエキストラだから。

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晴れの空(プロフ) - なおーなさん» そうだよ〜!wうちのクラスには変態しかいないから…高山いてほしいww おぉー!なおちゃんもやっぱそう思うよね?!w (2014年8月30日 21時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
なおーな(プロフ) - 晴れの空さん» そうかなぁ〜?笑うちもww (2014年8月27日 22時) (レス) id: 3d3260b6fd (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - なおーなさん» ええっ?!なんか場が明るくなりそうじゃない?まぁ…絶対に近寄りたくないけどww (2014年8月8日 19時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
なおーな(プロフ) - 晴れの空さん» 居たら怖いわwwww (2014年8月3日 14時) (レス) id: 3d3260b6fd (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - なおーなさん» なんかねー高山みたいな人ってクラスとかにいないからさーなんか新鮮味感じていいなぁってw (2014年7月31日 22時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/  
作成日時:2014年5月12日 18時

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