検索窓
今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:183,097 hit

@75話@ ページ27

A「雛…帰り道って普通、くだるもんだよね?」



雛「まぁ普通はね。」



A「うん。じゃあさ…」



私は大きく前に一歩踏み出した。



A「なんで私達は帰ろうとしてるのにこうして上ってるの?!」



雛「だって帰る道に上り坂しかないんだからしょうがないでしょー?」




私達、Aと雛は…



どうやらそ、遭な……



雛「それ以上先のこと言ったらここで天に召されるよ?」



A「そ、そんな恐いこと言わないでよ?!」




私はとにかく雛についてくことに努めた。




私達はみんなとはぐれてからとりあえず山をおりようってことにしたんだけど…



なぜか少しくだっただけですぐ上り坂になってしまったのだ。




雛「…こんなんじゃキリないね。このままだと本当に…」



A「嫌!それだけは本当にやだ!!」



私は今にも泣きそうだった。




雛「…とりあえず山をくだるのは諦めよう。」




A「え?」



雛「下手に動くより止まってたほうが安全だし。」



そう言うと雛は木陰を見つけてすわりこんだ。



私もそれにならってすわった。






雛「…助けが来ると運がいいんだけど。」




A「え…これって運なの?」



そこで会話が途切れると私は体操すわりをして身を縮こませた。



そしてぎゅっと隣にあった雛の手をにぎった。




雛「…?」



A「ずっと一緒にいてね…?」




雛「…当たり前。」



雛はそう言うと優しく握り返してくれた。

@76話@→←@74話@



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (137 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
119人がお気に入り
設定タグ:ツンデレ , , , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

晴れの空(プロフ) - なおーなさん» そうだよ〜!wうちのクラスには変態しかいないから…高山いてほしいww おぉー!なおちゃんもやっぱそう思うよね?!w (2014年8月30日 21時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
なおーな(プロフ) - 晴れの空さん» そうかなぁ〜?笑うちもww (2014年8月27日 22時) (レス) id: 3d3260b6fd (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - なおーなさん» ええっ?!なんか場が明るくなりそうじゃない?まぁ…絶対に近寄りたくないけどww (2014年8月8日 19時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
なおーな(プロフ) - 晴れの空さん» 居たら怖いわwwww (2014年8月3日 14時) (レス) id: 3d3260b6fd (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - なおーなさん» なんかねー高山みたいな人ってクラスとかにいないからさーなんか新鮮味感じていいなぁってw (2014年7月31日 22時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/  
作成日時:2014年5月12日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。