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耳許で、誰かがクスクス笑いながら話しているのが聞こえる。
海「まま、寝てるね。」
平「海人、あんまりでかい声出すと、起きちゃうぜ(笑)」
うーんと伸びをして、私も目を開ける。
目の前には、私のかわいい海人と、愛しいあの人の顔があった。
A「…おはよう。」
二人がにっこり笑って、おはよう、と返してくれる。
海「まま、お腹すいたー」
平「ママ、お腹空いたー」
海「まねしないで！」
海人がぷっと、頬を膨らます。
あぁ、幸せだな、と思った。
3人でご飯を食べ、私が片付けをする間、紫耀と海人がリビングで遊んでいる。
一度は諦めた光景に、胸がいっぱいになった。
平「海人、次は何する？！」
海人「えっとね、紫耀先生と、お相撲したい！」
二人がドタバタと遊び出す。
もー、静かに！なんて言いながら、私は頬が緩むのを隠せない。
でも、これがずっと続くと信じてしまうと
失った時に、また立ち直れなくなる。
…彼を失った時の喪失感を、もう味わいたくない。
それほどに、痛手だった出来事だ。
慎重に、慎重に。期待はし過ぎない。
何しろまだ私と紫耀は、お互いの気持ちを
言葉でちゃんと伝え合ってはいない。
肌を合わせたとはいえ、一過性の関係になってしまうかもしれないのだ。
この先の事を考えると
ほんの少しだけ、不安を覚えたけど
そんな未来を考えようなんて思えないくらい、
私たちはとるに足りない関係なんだと
自分に言い聞かせた。
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きっちょむ(プロフ) - 碧さん» 碧さん、ありがとうございます！始めから岸君サブで、ちょこっとだけのつもりだったのが、予想外にいい子過ぎて一瞬岸君とハッピーエンドにしようかと思ったくらいです(笑)また応援よろしくお願いします！コメント嬉しいです♪ (2019年12月15日 23時) (
レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - 良かったです！紫耀君カッコいいし、海ちゃん達は可愛いし…私、よく岸くんメインの小説読むんですけど、サブ？もいいなぁって思いました！おまけもホッコリして…ありがとうございました！ (2019年12月15日 23時) (レス) id: 4ed223f98b (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - まってます。楽しみにしてます (2019年11月6日 22時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - atu66mi67yu129さん、ありがとうございます！私も書いていて楽しかったので、そう言っていただけると嬉しいです★おまけ更新した時にちょっと続編書きたいなぁと思ったので、どっかのタイミングで書きたいと思います！ (2019年11月6日 22時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - 楽しい話だったので更新が待ち遠しかったです。ぜひとも続編お願いします。 (2019年11月6日 21時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きっちょむ | 作成日時：2019年10月26日 16時
