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あの日以来、紫耀は週2、3日家に泊まりに来るようになった。


週末は必ず3人で過ごす。


さすがに海人も勘づいているようだった。

海人はもう、年長になっていた。

もうすぐ小学生だ。









海「ねぇ、まま。」

A「んー?なぁに?」


私は夕飯の下ごしらえをしながら、返事をした。

そろそろ紫耀が来る頃だろう。







海「海人と紫耀先生は、なに?」


下ごしらえをする私の手が止まる。




A「な、なにって何?」

まさか海人にそんな事を聞かれると思わずに、狼狽えてしまった。





海「紫耀先生は、海人のお家に泊まりに来るでしょ?」

A「うん…。」






海「ままと海人と一緒に寝たりするじゃん。」

「でも、パパじゃない?」


「海人、分かんない。」



何て答えたらいいのだろう。

どういう答えが正解なのかな。





そもそも私自身が、その事を分かっていない。


私たちって、一体なんだろう。


そこには何の約束もないし、未来も見ていない。





何て答えようか考えあぐねていたら、

部屋の入り口から声がした。







「じゃあさ、海人、これから一緒に考えないか?」



「俺と海人が何なのか、俺とママが」


紫耀が私をじっと見た。




「…どうなりたいか。」







鼓動が早まる。


私は、どうしたい…?




きちんと伝える日が来たのかもしれない。

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作品ジャンル:タレント
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きっちょむ(プロフ) - 碧さん» 碧さん、ありがとうございます!始めから岸君サブで、ちょこっとだけのつもりだったのが、予想外にいい子過ぎて一瞬岸君とハッピーエンドにしようかと思ったくらいです(笑)また応援よろしくお願いします!コメント嬉しいです♪ (2019年12月15日 23時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
- 良かったです!紫耀君カッコいいし、海ちゃん達は可愛いし…私、よく岸くんメインの小説読むんですけど、サブ?もいいなぁって思いました!おまけもホッコリして…ありがとうございました! (2019年12月15日 23時) (レス) id: 4ed223f98b (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - まってます。楽しみにしてます (2019年11月6日 22時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - atu66mi67yu129さん、ありがとうございます!私も書いていて楽しかったので、そう言っていただけると嬉しいです★おまけ更新した時にちょっと続編書きたいなぁと思ったので、どっかのタイミングで書きたいと思います! (2019年11月6日 22時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - 楽しい話だったので更新が待ち遠しかったです。ぜひとも続編お願いします。 (2019年11月6日 21時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きっちょむ | 作成日時:2019年10月26日 16時

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