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ren side
遊園地着いてからも、紫耀のAへのちょっかいは続く。
オレって彼氏が側にいるんやから、ちょっとは遠慮せぇや！
平「Aちゃん、次は平野とあれ乗ろうよ〜」
「Aちゃん、これ美味しそうだね。」
オレは途中から紫耀のガッツに半ば感動すら感じていた。
Aのこと、気にいっとるんは分かった。
やけど、ほんまに紫耀がAん事好きで
付き合いたい思うとってるかと言うと
そうでもなさそうや、と紫耀の様子を見ながら
思った。
岸「廉、お化け屋敷行こうぜ！」
永「お、おう。ええよ。」
Aと紫耀の方を見ながら答えると、岸くんは苦笑しながらオレに聞いた。
岸「気になるか？二人。」
永「…まぁ、彼女やし、ええ気持ちはせぇへんな」
岸「ごめんな。廉」
岸くんに謝られて、こっちが申し訳なくなった。
永「別に岸くんが悪いんやないやろ。紫耀は…ちょっとは遠慮しろやな(笑)」
いつもなら笑う岸くんが、今日は笑わない。
永「どうかしたんか？」
岸「紫耀、昔はあんなじゃなかったんだ。
ちょっと辛い事があって…それから女の子達と遊ぶようになっちゃってさ。」
「結構『外道』つーの？俺らから見てもお前それはないよっていうような事しててさ。」
「でも、Aちゃんへの態度は、あの時の紫耀と違うって事は言える。何か紫耀、Aちゃんには安心して笑えてるような気がする。」
「だから、廉悪い！紫耀がやり過ぎな時は俺もちゃんと釘さすからさ、ちょっとだけ大目に見てくれないか。」
岸くんはオレを真っ直ぐ見て言った。
岸「オレにとって、廉も紫耀もどっちも大事だから。二人にとって、いいようにしたい。」
いつもはオレら以上にバカ騒ぎする岸くんの
新たな一面と、本音が聞けて、オレはそれだけで満足や。
永「よっしゃ、お化け屋敷や。」
オレと岸くんは顔を見合わせてニヤリと笑うと
みんながいる所へ向かった。
Aのとこに行くと、ちょうど紫耀と話していた。
平「もしお化け怖かったらさ、平野にぎゅって掴まっていいよ〜」
誰がさせるか。それはオレの役や。
永「せやな。オレがギューッと首締めたる。」
後ろから声を掛けると紫耀は笑ってジンや岸くんのところへ行ってしまった。
改めてAの顔を見る。
…疲れさせとったかな。
「ごめんな。」
謝ると健気な笑顔で、楽しいよ、と言ってくれた。
オレはそんなAが愛おしくて堪らなくなり
思わずそのピンクの頬に口付けた。
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きっちょむ(プロフ) - Kokoさん、ありがとうございます！楽しみにしていただけて、嬉しいです。おまけ、違う人目線のお話にしようと思いましたが、二人の話も入れようかな…。お楽しみに！ (2019年10月22日 23時) (
レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
Koko(プロフ) - まだまだ2人の続きが読みたい！！いつも更新楽しみにしてました☆ (2019年10月22日 23時) (レス) id: 6359401af5 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - さちままさん、ありがとうございます！いつもコメント、励みでした。社会人編…いつか書けるかな。前向きに検討します！ (2019年10月22日 22時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
さちまま(プロフ) - 二人仲直りできて良かったです。又いつか社会人編とか読んでみたいです。二人のラブラブならなんでもいいかなぁと思うくらいこのお話が好き。おまけ楽しみしてます。 (2019年10月22日 22時) (レス) id: 8b1ec69824 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - りんりんさん、ありがとうございました！ここまできたら、ぜひ結婚してほしいですね！書いてて親みたいな気持ちになりました(笑)おまけも頑張りまぁーす！ (2019年10月22日 22時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きっちょむ | 作成日時：2019年10月14日 9時
