貴方の六ヶ月、私にくれませんか？ (ページ2)

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北side

　そん時は部活帰りで、

　双子と角名と帰っとった

　そしたら、侑が

　
　「あの人って、北さんと仲ええ人やないですか？」

　と、言うてきたから

　俺も屋上を見ると

　確かに俺が良く話しとる子やった

　俺は気になって、双子達に此処で待っとって

　と、言い屋上に向かった

.

　「こんな時間に、なにしとるん、？」

　彼女はびっくりしたとでも言うように、目を見開いた

　「信介、君」

　鈴のような、今にも泣き出しそうな声で、

　俺の名前を呼んだ彼女

　「おん、信介やで。」

　と、泣きそうな彼女をなだめるように言った

　すると、彼女は立ち上がって、俺に手を差し伸べ

　「ねぇ、信介君

　

　貴方の卒業までの六ヶ月

　私にくれませんか、？」

　そう言った彼女は、今までで一番綺麗だった

　「っ、！」

　「ええ、よ。」

　俺は、彼女の手をとり、そう答えた。

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