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小｜中｜大｜私が、今までやってきたことは…無駄だったって言うのか。

私は私なりにあの人達の助けになろうと、懸命にやってきたつもりだった。だけどそれも、蛇足だったということなのか。

生涯を賭けるつもりだった。大好きなあの人達の為だったから。だけどこれでは、あまりに報われなさ過ぎる。


もう、いい。あの人達を求めることをやめてしまおう。

あの人達にはあの子が居るから。だから私が居る必要なんて、ない。


「おーねーえーさんっ♪」

「っ、…き、君達は…」

「ふふふ…ねえ、お姉さんの居場所が無くなったと言うなら、僕達のところに来てほしいんだ。」


からん、ころん、と下駄が鳴る。
黒と黄色のちゃんちゃんこ。
古めかしい学童服を身に纏って、

一人、
二人、
三人、
四人、
五人。


「……でも、私は、」

「“ヒロイン”は、二人も要らないでしょ？」


ああ。そう、そうだ。あの人達には私なんて必要ない。

だったら…彼等からの申し出を拒む理由も、私にはないんだ。


「…僕達、お姉さんがずっと欲しかったんだ。だから、きっと幸せにする」

「…うん。ありがとう…。」


※捏造設定有執筆状態：更新停止中